【 2024/8/31 追記 】➡ 台風10号の大雨で高千穂峡遊歩道の手摺流出、遊歩道のほとんどが立ち入り禁止に
【3/1画像追加】高千穂峡遊歩道 2024年3月1日 通行止区間解除
一部階段を無くして、スロープ状にしてあるようです。
2022年、台風14号のもたらした大雨による五ヶ瀬川の濁流は、高千穂峡の
遊歩道の滝見台から上流部700m程にわたり手すりの多くが流出、路盤が流されるなど 大きな被害が出ました。
遊歩道 2022/09/22 6:10am
現在でも、高千穂峡の遊歩道は、被害の大きかった「滝見台」から「槍飛び橋」付近
約200m程の区間で復旧工事の為、通行止めが続いており、観光客は大きく迂回する必要があり、不便を強いられておりました。
高千穂峡の遊歩道 1年5カ月ぶりに全面開通
遊歩道を管理する宮崎県は、被害のあった遊歩道において一部の低い区間は約2mかさ上げを行い今後被害を軽減する対策などを施す復旧改良工事を行っておりました。約2メートルあった道幅も約3メートルに広げたようです。
高千穂峡遊歩道復旧工事(2023年7月25日高千穂峡ライブカメラより)
2/23付 宮日新聞によると、高千穂町は2月22日、当該区間の復旧工事が完了し
3月1日より全面開放すると発表したようです。約1年5か月ぶりの遊歩道の全面規制解除です。
大型バスなどの停車する駐車場から渓谷沿いの遊歩道を通り(町道へ迂回することなく)高千穂峡のハイライトとの言える「真名井の滝」や「ボート乗り場」などへようやく行けることになります。
従来の遊歩道(過去の写真)
高千穂峡の遊歩道(被害前)
高千穂峡の遊歩道(被害前)
【追記】かさ上げ工事後の高千穂峡遊歩道
「X」(旧twitter)に掲載されていた写真を見ると、かさあげされた遊歩道が見えます。
写真を良く見ると、階段を登り切った踊り場付近の右側の方向に手すりが見えますが、従来からこの部分は右から回り込み進むルートになっているようです。(
Googleストリートヴュー)この辺りで分岐して上にあるバリアフリー展望台へ登れる新階段を作れば回遊コースのバリエーションが広がり観光的にも良いと思うのですが・・、高千穂峡は国定公園内、国の名勝・天然記念物 故、災害復旧に伴う原状復帰・改良工事以外の新たな工事は難しいのだろうと思います。
新たにかさ上げした部分は、色合い的に少し違和感がありますが、年月と経過と共に馴染んで来ることでしょう。/追記おわり。
遊歩道を管理する宮崎県は、4月よりこの区間の復旧工事に着手、12月上旬までに遊歩道を復旧させる予定でしたが、昨年夏の台風による浸水などの影響もあり、工期は3月末にずれ込むことになっておりましたが、約1月の前倒しとなったようです。
総事業費は1億4000万円にのぼったとのことです。
現在の迂回路を以前歩いた事がありますが、かなりの時間のロス、殆んど眺望もないし、登り降り坂道もあり、夏の盛りなどは大変です・・。
工事関係者や関係者の皆様、お疲れ様でした。
高千穂峡 真名井の滝(バリアフリー滝見台より撮影)
新緑や、卒業旅行シーズンに間に合ってよかったです。
3月下旬ころは高千穂も「桜」のシーズンですが、
高千穂峡周辺には「桜」の咲く著名なところは無いです。
高千穂町内の「桜」だと・・下段の余談項目記載「天岩戸の湯」(旧天岩戸温泉)の桜、「高千穂あまてらす鉄道」旧高千穂鉄道(TR)の高千穂駅あたりが綺麗です。