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長崎・天草「潜伏キリシタン」 世界遺産登録決定 |大浦天主堂の写真

Posted morimori / 2018.06.30 Saturday / 23:17


ユネスコの世界遺産委員会は30日、「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」(長崎、熊本両県)の世界文化遺産への登録を決めた。
江戸時代のキリスト教弾圧のなかで信仰を続けた希少な宗教文化が評価されたもの。

「大浦天主堂」(長崎市)

大浦天主堂
〜 大浦天主堂 〜

幕末に潜伏キリシタンが神父に信仰を告白した「大浦天主堂」(長崎市)は現存する国内最古の教会です。

信徒の発見と大浦天主堂

建立まもない天主堂は「フランス寺」と呼ばれ、美しさとものめずらしさで付近の住民たちが多数見物に訪れていた。プティジャン神父には今でも何処かでカトリック教徒が密かに信仰を伝えているのではないかというわずかな期待があった。

元治2年2月20日(1865年3月17日)、浦上(長崎市)の住民数名が大浦天主堂を訪れた。祈っていたプティジャン神父に、「イザベリナ(杉本)ゆり」という52歳の女性を中心とした3人の女性たちが近づき、「ワレラノムネ、アナタノムネトオナジ」(私の宗旨はあなたの宗旨と同じです)とささやき、自分達がカトリック教徒であることを告白した。

大浦天主堂にて

彼らは聖母像があること、神父が独身であることから間違いなくカトリックの教会であると確信し、自分達が迫害に耐えながらカトリックの信仰を代々守り続けてきたいわゆる隠れキリシタンである事実を話し、プティジャン神父を喜ばせた。

やがて、浦上だけでなく長崎周辺の各地で多くのカトリック教徒が秘密裏に信仰を守り続けていたことがわかり、この「信徒発見」のニュースはやがて当時の教皇ピウス9世のもとにもたらされた。

教皇は感激して、これを「東洋の奇蹟」と呼んだという。この日は現在カトリック教会では任意の記念日(祝日)となっている。 Wikipadia 大浦天主堂より
 
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