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【回避】高千穂峡のボート 旭化成発電所改修工事の影響で水位水量増

Posted morimori / 2019.12.21 Saturday / 06:00


【2022年4月追記】
ボート乗り場の改修工事が行われた。
旭化成の地域貢献の一環として昨年11月〜今年3月に実施。
35cmかさ上げしたほか、幅を倍の4.4mに拡張し、屋根は開閉と取
り外しができるようにした。

【2021年9月1日追記】
2021年9月1日、宮崎日日新聞に、「旭化成 発電所改修計画を転換 高千穂峡ボート影響回避へ」という記事が掲載されていたので一部引用。
旭化成は、31日、ボート営業に支障が出ない工法での改修計画へ転換すると発表した。
検討の結果、取水停止が不可欠な水路改修は渇水期の11〜5月に集中して実施。雨量の多い6〜10月には取水を続けながらその他の工事を進めることで、水位上昇をボートの通年営業に支障がない程度に抑えられることが分かった。

工期は22年10月〜25年4月の2年半。老朽化した設備の更新により、安全性と効率化を高める。高千穂峡の上流にある取水設備や発電機などの取り換えなどを行う。



新緑の高千穂峡 真名井の滝とボート
新緑の高千穂峡 真名井の滝とボート


高千穂峡と言えば、「渓谷に浮かぶボートと滝」というイメージですが、その高千穂峡のボートが、2021年秋より2年半乗れなくなる可能性が出てきました。

 これは、旭化成が高千穂町で運営する向山の旭化成水ケ崎発電所の大規模改修工事によるもので、高千穂峡の上流にある取水設備の交換や水門、発電機などの取り換えを予定、工期中は取水を停止するため、高千穂峡の水位が60cm以上上昇、また、流量も現在の最大24倍の時速約1Kmとなり、現在の手こぎの貸しボートでは安全な利用が難しくなるようです。

操業から約70年が経過している、水ヶ崎発電所は、高千穂峡上流にある「窓の瀬取水口」より、導水路(6.7Km)を経て、高千穂峡下流の「水ヶ崎発電所」(日之影町との境、天翔大橋付近にある)へ送られています。バイパスしているこの水の流れが改修工事期間に止まるので、その分が高千穂峡に流れ込み、水量流量が上がるというものです。

改修工事に至る経緯
2016年の熊本地震の際、別会社の同形式の発電所が被災、周辺地域に被害が及ぶ事例があり、熊本地震クラスに耐えうるよう、被害を最小限に抑えるために、強靭化を図るための改修工事を行う予定とのことです。

熊本地震で貯水槽などが壊れて大量の水が流出し 流出した水とともに大量の土砂がふもと地区に流れ込み、9世帯の住宅が被災、住人2人が死亡した九州電力黒川第一発電所(熊本県南阿蘇村立野)の事かも知れません。
朝日新聞記事 震災で損壊、黒川第一発電所 評価委「復旧可能」2019年10月24日

「水ヶ崎発電所」外観(Googleストリートヴュー)

高千穂峡 手漕ぎボート乗り場
高千穂峡 手漕ぎボート乗り場
(古い写真なので現在と異なるかも?)

 
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