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変わってない、懲りてない 三菱自動車 燃費偽装

Posted morimori / 2016.04.20 Wednesday / 21:08


三菱自動車は本日20日、軽自動車の「eKワゴン」と「eKスペース」、日産自動車向けに生産する「デイズ」と「デイズルークス」の計4車種で、実際よりも燃費を良く見せる不正を行っていたことを発表しました。
上記車種の生産販売を停止。

対象台数は、合計62万5000台に上るとか。

2000年と04年のリコール隠しに続く、3度目の背信行為

リコール隠し事件後、良くなったようにみえましたが、国土交通交通省からの指導、監査、その際の内部告発者の左遷とも思える報道番組などみかけ、昨年には、適切な報告を怠ったため新車開発が遅れたとして社員2人を諭旨解雇したニュースも。

相変わらず風通し悪そうだなぁ、大丈夫かな?三菱と、気になっておりましたが、どうやら変わってなかったようです。

今回の件、「内部告発ならまだしも、日産自動車からの指摘での発覚」とか。
日産自動車の指摘は昨年11月とのこと、内部調査に時間がかかったとは言え、偶然重なったとは言え、記者会見がこの時期(熊本地震後)というのも・・。

今回は、リコールやサービスキャンペーンみたいに、単に車を改修すればいいというものではなく、対ユーザー個々との交渉、補償、日産との関係、大変大きな厄介な問題です。
燃費というとで環境基準が変われば、税金問題もあるかも知れません。(燃費基準で減税基準が変わる)

発表内容(三菱自動車サイト)

その他の国内市場向け車両についても、社内調査の過程で、国内法規で定められたものと異なる試験方法がとられていたことが判明しました。

今回、発表のあった4車種以外にも出てくるのでは?と・・気になるところです。

他社と同じような車を作っても、技術・営業力(ブランド力含)はかわないのだから、PHEVとか、三菱にしか出来ないよな車作りに特化するなど、抜本的組織改革が必要なのかも知れません。

ブランドは失墜、さらに三菱自動車はさらに売れなくなるでしょう。

先日、修理(ブレーキ固着)で行った近所のディーラー、ふと天井を見ると、雨漏りの跡が・・・。隣接する他社ディーラーのような華やかさもありません。
リコール隠し事件以来、地道に頑張っている、地方の三菱ディーラーがかわいそうです。

三菱自動車 ekスペース 道の駅フェニックスにて
〜 三菱自動車 eKスペース 道の駅フェニックスにて 〜

写真は、代車で借りた「ekスペース」です。
(今乗ってる旧車と比べると)燃費メチャクチャ良かったのには感激しましたが・・この車も燃費偽装対象車両の一つなのでしょう・・。

お奨めの本

空飛ぶタイヤ / 池井戸潤
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『下町ロケット』の原点――村上貴史(文芸評論家)
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名門巨大企業vs.弱小運送会社
ひとつの命をめぐる感動巨編

走行中のトレーラーから外れたタイヤは凶器と化し、通りがかりの母子を襲った。
タイヤが飛んだ原因は「整備不良」なのか、それとも……。
自動車会社、銀行、警察、記者、被害者の家族ら、事故に関わった人たちの思惑と苦悩。
「容疑者」と目された運送会社の社長が、家族・仲間とともに事故の真相に迫る。
圧倒的感動を呼ぶエンターテインメント巨編!


P171の一節より引用

第五章 罪罰系迷門企業

 誰かが、名前を呼んでいた。
 顔を上げる。面白そうな顔でこっちの顔を覗き込んで
いる英里子と目があった。

「別世界へ行ってた?」

「ああ。らしいな」
一瞬きょとんとした沢田は、手にしていたワインのグ
ラスをくゆらせて一口すすってからテーブルに置いた。
 深夜近く帰宅した。高ぶる神経のまま眠ることもでき
そうになく、妻を誘ってワインを開けて飲み始めたのは
いいが、どうにも会話に集中することができないまま、
いつのまにか気が付くと同じことを考えている自分がい
る。
 事故調査報告のことだ。
 この三年間で起きた二十四件の事故調査に目を通した
沢田は、そこに隠された真相を予感し、ただならぬ不安
に駆られていた。それと同時に、複雑な派閥意識もまた
意識を攪乱し、ホープ自動車という会社の一員として、
また品証部と相対する販売部の一員としてどう行動して
いいものか、決めかねている自分がいる。
 ホープと名の付く企業群が日本の経済界をある程度リ
ードしてきたことは沢田も否定しない。だが、その一方
で、純粋培養されてきたような人間達が、どうしようも
ないほど危機感を欠落させたまま速足を続けていること
も事実だ。
「仮定の話なんだけど」
 沢田は妻と向かい合った。
「ある連中がとんでもない秘密を隠しているのに、そん
な事実は無いと言い張ってる。ところが、そいつらの隠
している事実が明らかになると、その組織そのものが
崩壊する可能性がある。そういうとき、お前ならどうする」

「それって、この前話してくれたことの続き?」
 英里子の顔から笑顔が消えた。
「本当に、そんなことがあるの?」
 察しのいい英里子はきき、「まだわからない」という
沢田のこたえに視線を伏せた。
「そうね‥…・」
 英里子はいい、それからしばし考え込む。「難しいと
ころよね。私は、人間にしても会社にしても、常に正し
くなければならないとは思ってないのよ。人間だって間
違うでしょ。私だって、あなただって間違うこともある
だろうし、それが人にいえないような事だったりするか
も知れない。そういうこと、誰でも隠そうとするよね。
それはそれでいいと思うし、そういう過ちをあえて暴こ
うとするのは逆に間違っていると思う」

「気の迷いとか出来心とかいうレベルじゃないんだ」

「だとすれば」
 英里子は沢田を見つめた。「それは秘密を暴くべきね。
その結果、会社がどうなるかはあなたが考えるべきこと
じゃない」

 「そうかな」
 沢田はいって再びワインを口に運ぶ。

「あなたは経営者じゃない。社員の義務を果たせばいい
んじゃないかしら。そういえばね、この前、私の番組に
ある会社の社長さんがゲストで登場したのよ。その社長
さん、こんなこといったのよね。犲勸には経営者の発
想で仕事しろといってるんです″って。だから私はいっ
たわけ。爐犬笋◆△△覆燭硫饉劼呂澆鵑兵卍垢気鵑汎
じ給料をもらっているんですね″ って。社長さんは口を
あんぐりさせてたけど」

 沢田は失笑した。

「会社は所詮、会社なのよ」
 英里子はそんなことをいった。

「会社が成り立っているのは、お客さんがあるからよね。
あなたが暴こうとしている秘密がどんなものかは知らな
い。でも、それがお客さんにとってメリットがあること
なら、それは明らかにすべきだと思う。もし、それで会
社が倒産するようなことがあっても、そうするべきよ。
それができない会社は、そのときは生き延びても、あと
で必ず行き詰まる。一番大切な人に嘘をついちゃだめよ
会社の場合、それは、お客さんでしょう」


 ドラマ化され、DVDにもなりました。
  → 『空飛ぶタイヤ』予告編 (Youtube)

フィクションではありますが・・
設定は。
三菱自動車 (ホープ自動車)
東京三菱UFJ銀行 (東京ホープ銀行)
トヨタ自動車 (セントレア自動車)
りそな銀行 (はるな銀行)
 であることは誰しも察しが・・・。

【追記】
お金を払えば済むって問題でもないのですが・・
野村証券の試算によれば、今回の4車種においてガソリン代の補償(1台4万8000円〜9万6000円)やエコカー減税の返還額(1台当たり1万〜2万円と試算)などを合わせた 対策費用は425億〜1040億円となるようです。

環境面を考え、燃費のいい車をと、購入した方ついては、やはり買取も考えなければいけないでよう。

現時点での三菱自の手持ち資金は、4800億円程とか。
今回の国内向け4車種だけにとどまれば、おそらく凌げるとは思いますが、燃費を水増ししていた車種が今後さらに増えたり、海外まで及ぶ可能性もゼロではありません。
生産販売ストップが、長期化すれば、日産とのからみや、他の営業補償などもこれから出てくるでしょう。
三菱自工のブランドイメージは失墜、株価暴落、士気低下等々考えると、経営は厳しくなるでしょうね。

【追記】4月22日 参考リンク追記

日経BPの会員登録(無料)が必要ですが、今回の件について、書かれたお奨め記事です。

やり切れない三菱自動車の燃費偽装 
事業構造の抜本的な再構築が不可避
鶴原 吉郎  2016年4月22日(金) 
→ 記事リンク

【追記】〜 4月26日
2016年04月26日 当社製車両の燃費試験における不正行為に係わる国土交通省への報告について


日産自動車は三菱自との協業関係を見直し、軽自動車を自社生産する検討に入ったようです。

三菱重工、客船で特損2375億円、三菱自支援に影響。 三菱商事は資源安の打撃で16年3月期、連結決算に移行した1969年以降で初めて最終赤字に陥った。
三菱東京UFJ銀行も利ざやの縮小や運用する国債の利回り低下が見込まれ収益環境は厳しさが増す。どこも支援は厳しい状況。

三菱自動車は少なくとも2002年以降、法令と異なる試験方法で燃費データを取得していたことも判明しており、多くの不正を重ねていたことが浮き彫りになった。

経団連の榊原定征会長は25日の記者会見で、燃費データ不正が発覚した三菱自動車の相川哲郎社長から、経団連常任幹事を退任する申し出を受けたことを明らかにした。

日産自動車のカルロス・ゴーン社長は、三菱側の調査結果を待って販売ができなくなった分の補償や今後の提携の在り方を判断する考えを示した。

燃費不正を意図的に行っていた問題で、三菱重工業の宮永俊一社長は、不正の原因などに関する調査結果をみて、筆頭株主としての対応を検討する考えを示した。


各社の開発費(業界関係なく開発費の多い50社)
 → 開発費
(多ければ良いというものでもありませんが、自動車業界では三菱自動車は最下位です。)

余談ですが、文頭〔リコール隠し事件〕の再現動画に出てらっしゃる、運輸省の小宮山監査員役の「新冨重夫さん」は宮崎県出身の俳優のようです。

関連ブログ記事

三菱自動車は(出来レースで?)日産自動車傘下に

【6/17追記】
今日の記者会見で

軽4車種は、燃費がカタログ値より悪い分の燃料代などとして1台あたり10万円を支払う。対象は62万台。
その他の改ざんがあった5車種は対象は10万台で、おわびとして一律3万円を出す。とのこと。
一律? なんだか、アバウトですが、収集つかないのでしょうね。
総額は600億円を超えるとか。
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