高千穂峡のボートは感染症対策を強化の上、続行 その後休止
Posted morimori / 2020.03.19 Thursday / 06:53
【 5/15追記 】
《情報》 高千穂峡の貸ボートは、5月18日(月)より再開予定との事。
高千穂町町内での新型コロナウイルス感染者2名の発症を受け、高千穂町観光協会は3月18日、緊急理事会を開き、高千穂峡の貸しボートについて感染症対策を強化し、艇数を減らした上で営業を継続することに決めたようです。
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➡ 高千穂町で2名(別々に行動) 新型コロナウイルスの感染
当初、高千穂町観光協会は、町内で新型コロナウイルスの感染が確認された際には、高千穂峡の貸しボート含めすべての営業を中止する方針を取り決め、Web上にも公開しておりました。
新型コロナウイルス感染防止の対策方針について(令和2年3月5日一般社団法人高千穂町観光協会)
今回、地域経済への影響を踏まえ、対応方針転換したようです。
理事会では、「ボートを含む同協会の全業務を停止すべきだ」との意見も出たが、飲食、宿泊業でキャンセルが相次いでいることなどを考慮し、全会一致で継続を決めたとの事。
当面の感染防止対策
19日午前 感染症対策の準備のため完全運休。19日午後〜21日 最大20艇のボートを5艇とし、予約のみで対応。
職員と乗船客に対し、家族に体調不良の人はいないかなどの問診や検温を実施。客の症状が疑われる場合は乗船を拒否する。また、乗船の度にボート全体を消毒。
22日以降の稼働艇数は3日間の状況を見ながら判断する。
以上、3月19日付 宮崎日日新聞を参照の上記載。
以下は、ボートの予約サイトより一部引用
乗船受付の際に手指消毒、検温、問診を行わせていただきます。問診につきましては、お客様の健康状態等を確認させていただきますので予めご了承ください。
現在は通常営業しておりますが、ボート乗り場周辺や乗船待ちのお客様につきましては、感染拡大防止のため白線にて区画整理を行っておりますので、係員の指示に従ってご利用頂きますよう、ご理解とご協力をお願いします。
ボート受付前に、手指のアルコール消毒及びマスク着用をお願い致します。
「マスク着用」と言っても、現状、マスクはまず入手困難、マスクをお持ちでない方へ、受付前に配るようになっていれば良いのですが・・・。
ホテルのキャンセルも相次ぐ
UMKニュースでは、「ホテルグレイトフル高千穂」では、町内で新型コロナウイルスの感染者が確認された17日の夜から予約のキャンセルが相次いでいるニュースが報じられておりました。出張など仕事でホテルを利用する宿泊客のキャンセルも増えているようで18日朝から午後5時までに80人を超えたようです。おそらく他の宿泊施設などもそうなのだろうと推測します。
飲食・宿泊のキャンセルが相次ぎ、方針転換
当初の高千穂町観光協会の取り決め通り、高千穂町内での感染者発生を受け、高千穂峡のボートは完全中止するだろうと思っていたのですが、昨日、高千穂峡に設置したライブカメラを見ると、いつも通りに営業されているように見えたので、消毒、防疫を徹底しつつ、続行する方針に変えたのだろう、とは思っておりました。手漕ぎボートは、オールのみならず、船艇各部に手が触れますし、身に着け肌にも触れる恐れのある救命胴衣なども厄介、消毒を徹底すると言っても、そう簡単な作業ではないだろうと思います。
問診、検温まで行う位なら、せめて今回の2名の濃厚接触者の経過観察期間が過ぎる頃まで、一時休止した方が良いのでは?と思いますが、ボートの休止はさらなるイメージダウンにもなりますし、今回の方針転換(判断)となったものかと思います。
高千穂峡