令和5年(2023年) 中之又神楽(国指定重要無形民俗文化財「米良の神楽」)その4
Posted morimori / 2023.12.14 Thursday / 21:42
【26】伊勢神楽
天児屋命を体現した神主が伊勢縁起を唱え、天照大神の出現を祈願する舞。【26】伊勢神楽
【27】手力男之舞
岩戸開きに関わり、戸開雄に引き継ぐ舞とされ、五つ歌と七つ歌が歌われる。【27】手力男之舞
五ツ歌
- 振立る五十鈴の音に神さびて人の種こそ人のた子なり
- 暗き夜に何とて磐戸明にけり さよつげ人の歌う神楽に
- 千早振る吾が心より為す業を何れの神かよそと見るべき
- 不審候者かな 吾が御前は七日七夜の神楽をまいらすれども終に出てもせさせたまわん候者かな いざや戸隠の明神坐さば あの天磐戸を取って引きやぶり天下人ぐさに拝ませ申さん
- 立ちかえり亦も日くの不思議かなしも すそ河のぜぜの白波
七ツ歌
- いやー千早振る神に再幣なす時は 社社の神明新たこれなり
- いやー榊葉はいつの時の植えそめて 磐戸の前のかざしとはなる
- いやー敷島の道をたたえん吾なれば 天下をば明らかにせん
- いやー東山小松かきわけ出る日の あれほど広きししの原止り
- いやー月と日と一津豊間の池の水 すまばかぎりは我あれとしれ
- いやー思います心は空にかよえども 月を手に取る言の葉もなし
- いやー月と日とくらべてみれば面白や 月こそまさる夜を照らする
【27】手力男之舞