「諸塚神楽」「高鍋神楽」国の重要無形民俗文化財(重文)に指定されます。
Posted morimori / 2026.01.26 Monday / 23:47
1月23日、国の文化審議会は23日、児湯郡5町(高鍋町、新富町、木城町、川南町、都農町)に伝わる「高鍋神楽」と諸塚村の「諸塚神楽」を国の重要無形民俗文化財(重文)に指定するよう文部科学相に答申しました。
文化審議会では、2件の神楽の指定理由について、「神楽の変遷の過程や地域的特色を示して重要だ」と説明しています。
宮崎日日新聞、➡ MRTテレビニュース NHK宮崎放送ニュースでも後日報じておりました。
MRTのリンク先は、県庁での発表会見のニュースのようですが、高鍋神楽(比木神楽、都農神楽、三納代神楽)諸塚神楽(桂神楽・戸下神楽・南川神楽)の保存会関係者の皆様が出演されてました。
諸塚神楽は、平成3年11月に宮崎県指定の民俗文化財なり、平成5年11月には、記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財(国選択無形民俗文化財)に登録されておりました。
多くの方の伝承、そして、まわりの協力などが実り、はれて国の重要無形民俗文化財となるわけです。
戸下神楽(諸塚神楽)
伝承者の方はもちろんのこと、神楽を見学に行くと、一睡もせず、黙々と記録を取られている、県の関係者や、遠路何度も訪れている先生方々など、お見かけするこももありました。
いろいろな方々の協力で国の登録への資料をまとめあげ、成し遂げられた成果だと思います。
おつかれさまでした。
国の重要無形民俗文化財の本県の神楽は6件となり、都道府県別では最多。国の重文は、国連教育科学文化機関(ユネスコ)が2028年に登録する無形文化遺産の候補として国が申請する「神楽」の対象にもなる見通しのようです。
令和8年の諸塚神楽
戸下神楽
日程:令和8年(2026年)1月31日(土) ※1日のみの開催
場所:戸下集会所
時間:10時〜門入れ 11時〜祭典 12時〜舞い始め(19時ごろまでの見込み)
※集落の都合により通常の夜神楽は実施されず、舞入れはなし、 12時〜19時ころまで。演目数を減らしての実施とのこと。
昨年、5年ぶり復活した夜神楽でしたが、諸事情で再び宵神楽となったようです。
南川神楽
令和8年2月7日(土)〜8日(日)
南川神楽は南川公民館(南川生活改善センター)のようです。
時間:土曜日 13時〜翌日曜日 9時ごろまで
※集落の都合により、屋内での奉納を予定、(屋外に掛け出す形の神高屋"みこうや"は作らないそうです。)
南川神楽はこれまで、5ヵ所の集落(梅ノ木地区・松原地区・佐礼地区、小払地区、中尾地区)での持ち回りで奉納され、それぞれ屋外に掛け出す形の御高屋を造っておりました。
今後は、南川センターに集約されるのかも知れません。
道が狭し、雪が降る事もあります。運転にはご注意下さい。
➡ 報道発表 文化庁 「文化審議会の答申(重要有形民俗文化財の指定等)」(令和8年1月23日)
上記より、諸塚神楽部分について引用転記
諸塚神楽
○文化財の所在地 宮崎県 東臼杵郡諸塚村
○保護団体 諸塚村神楽保存会
○公開日 毎年1月末〜2月初旬ほか
○文化財の概要
【指定の趣旨】本件は、神楽宿に御神屋(みこうや)(御高屋とも)を設けて夜神楽を演じ、願成就の折にはさらに大規模な大おお神楽を執り行う神楽である。他に類例のない「山やま守もり」や、特色ある荒神(こうじん)問答などの演目を有し、それらは中世的な神仏混淆の様相を色濃く留める点においても重要である。登場する神の本地(由来・由縁)を唱えるネギ(禰宜、禰宜歌)や 唱教(しょうぎょう)の豊富な伝承も神楽の変遷を知る上で貴重である。「舞入れ」を省略なく行っていることや来客を接待するための脇宿を備えていることも特色である。以上のよう、
本件は神楽の変遷の過程や地域的特色を示して重要である。
【文化財の説明】
本件は、宮崎県の山間部に位置する諸塚村に伝承される 南川(みなみがわ)神楽、戸下(とした)神楽、 桂(かつら)神楽の総称である。
南川神楽、戸下神楽は、毎年1月末から2月初旬に夜神楽を行い、桂神楽は、例年は集落内の各神社祭礼で神楽三番を奉納するが、いずれも神社拝殿の修復完成など慶事があった時には、願成就の大神楽として大規模に数十演目を演じる。
神楽は、神楽宿の座敷から屋外に張り出すように組み上げた御神屋で演じられる。
先払いの箒持ちを先頭に、神々が行列して御神屋に舞い込む「舞入れ」の後、神迎えの神事を経て舞の奉納となる。直面(ひためん)の採物(とりもの)舞、神々が登場する舞、あるいは「御神屋ほめ」のように舞を伴わず、太鼓打ちによる御神屋をほめたたえる唱教のみの演目もある。ほぼ全ての演目に神歌や唱教が入り、神を勧請する時には、神の本地を唱える。ネギを伴う。
戸下神楽が大神楽で最初に行う「山守」は、異装の山守が神主役と約1時間にわたり問答を展開する大曲である。「山守」や、「夜中の荒神」「荒神の言句(いいく)」などにみられる荒神と神主役との問答には仏教的要素がみられ、神仏混淆の様相を留めている。
今回のブログでは、諸塚神楽(戸下神楽・南川神楽・桂神楽)を紹介をします。









