日々ブログ MORIMORI @宮崎県

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小林市の農場、新燃岳火山灰付着で200トン余りのホウレンソウを廃棄

Posted morimori / 2018.03.13 Tuesday / 23:16


【新燃岳関連情報追記】
New3月15日 11:00AM 気象庁は新燃岳について、噴火警戒レベル3を維持のまま、警戒範囲を「4キロ」から「概ね3キロ」に縮小。「御鉢」はレベル1へ引き下げると発表しました。/ 追記おわり


新燃岳の噴火に伴う火山灰の影響で、小林市特産のホウレンソウの一部が出荷できない状況のようで、地元のNHKニュースで、報道されていた。

その農場では、取引先の一部の加工会社は、ホウレンソウの一部に灰が付着していたことを理由に、先週から取り引きを中断、200トン余りのホウレンソウを出荷できず、廃棄することになりそうだということのこと。

洗えば食べられるものを 廃棄とは・・・

洗う


一部でもいいから、一般向けに直売出来ないものでしょうか?
冷凍加工用に作ったホウレンソウとのこと、契約規定等制約があり、急に販路を代えるのは、流通・取引的にも困難なのかも知れませんが・・・

例えば、小林市は、野尻町で18日に予定され、中止になったイベント(特産品販売まつり)などの代替イベント企画を考え、一般家庭なら洗えば十分使える野菜について産直販売を出来ないものでしょうかね。

18日中止になった特産品販売まつりの主催者は「来場者の安全を最優先に考え中止」としたようですが、イベント開催地から新燃岳まで20Kmも距離ありますし、開催地への影響はあまりないような気もしますが、新燃岳近くからの来場者のアクセスなどのことを考えてということなのでしょうか。

裏目に「20km離れている野尻でも安全じゃないのか?」という見方をされなれば良いのですが・・。

洗えって食べられるのであれば、こういった企画があれば、交通費かかろうとも私は買いに行きたい。

ホウレンソウは卵とベーコンと炒めるとうまい!

新燃岳は、爆発的噴火は少なくなりましたが、依然、小規模なガス抜きみたいな単発噴火を繰り返していて、宮崎市でも今朝、車に火山灰が付着しておりました。
夕方には火山灰は無かったので、昨夜の噴火で流れてきたのだろうと思います。

この状態は、しばらく続きそうで、長引くにつれ、さらなる農作物等への影響、観光面など経済への影響が気になります。
 
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新燃岳 警戒範囲を4Kmに拡大、県道など道路通行規制追加

Posted morimori / 2018.03.10 Saturday / 06:50


【新燃岳関連情報追記】
New3月15日 11:00AM 気象庁は新燃岳について、噴火警戒レベル3を維持のまま、警戒範囲を「4キロ」から「概ね3キロ」に縮小。「御鉢」はレベル1へ引き下げると発表しました。/ 追記おわり

【 追記情報 】 気象庁の火山噴火予知

気象庁は、本日(3月10日)午前5時5分、警戒範囲をおおむね4Kmに拡大。しました。

噴火警報(火口周辺)平成30年3月10日05時05分 福岡管区気象台・鹿児島地方気象台

3月10日午前2時前の爆発的噴火では、噴煙が4500mまであがり、この噴火と午前4時半頃の噴火では、、大きな噴石が火口からいずれも1.8Km離れた場所まで飛んだのが確認されているとのこと。

夜中の噴石の飛距離を、どのような方法で確認しているか不明ですが、実際にはもっと遠くへ飛んでいることも十分考えられます。

噴煙高 4,500m(これまでで一番高い)は、その時の風など条件次第とは思いますが、今、新燃岳は非常に活発化している状態にあることは素人目にも十分わかります。

数メートル?の噴石が雨にように・・・

昨日、爆発的噴火で、大きな噴石が飛び交っている様子を、ライブカメラで見ました。
当然、規制内、火口から1Km圏内以での出来事ではありますが、目の当たりにして、そろそろ規制区域を広げないと危ないのでは?と素人ながら思っておりました。

新燃岳斜面に、大きな噴石が雨のように降り注ぎ、砂煙が立ちました。噴石の大きさは、おそらく直径数メートル いや、もっとあるのではないでしょうか?


新燃岳噴火時の噴石シーン

警戒範囲4Km圏外だから安全ということでは無い。

参考まで 2011年の噴火では、警戒域3Km規制を超え、火口から3.2Km離れた霧島市内新湯付近(牧園地区新湯温泉手前の林の杉林)に縦70cm、横50cmの噴石が落下した。

木はなぎ倒され、直径6m、深さ2.5mもの大きな穴が開いた。
1m以下の噴石でも衝撃の凄まじさを物語る写真。

噴石
2011年の噴火の際の噴石落下跡の穴(火口から3.2km離れた地点)


上の写真は、えびのエコミュージアムセンター展示物を撮影したものです。

えびのエコミュージアムセンターは、新燃岳から4Km圏外ですが、今日は一般開館中止となっているようです。
ここのところ、硫黄山周辺の火山性地震も増えておりますし、風向きによっては、新燃岳からの火山ガスが流れ入る懸念もある、鹿児島側からの道路も閉鎖 等々、総合的に判断してのことではないかと思います。

(翌日追記:環境省の判断で休館、職員は常駐とのこと。)

えびのエコミュージアムセンターは、2016年に噴石に対して高性能繊維で屋根などを強化し、噴火時の退避所としての機能も持ち合わせておりますので、容易に完全閉館は出来ないとは思いますが、個人的には、新燃岳の火山活動が少し落ち着くまでは、周辺登山、観光に行く人もあまりいないと思いますし、「通常営業」は休館した方が良いのではないかなーと思ったりもします。

2011年新燃岳噴火被害状況地図

以下は、当方が2011年の噴火時に、当時の霧島火山防災検討委員会、環霧島会議の資料(ハザードマップ)に加筆、作成した地図です。

2011年の噴火では、空振による被害が多く、風に乗った噴石が6Km以離れたところでも降り、屋根が崩れたり、車のガラスが割れるなど多くの被害がでました。

2011年新燃岳噴火の際の被害状況

2011年2月1日、当時、当方が記録した事項を転載します。

気象庁は、新燃岳の噴火で今後、大きな噴石がより広い範囲に飛ぶおそれがあるとして、午前11時20分に改めて火口周辺警報を発表、立ち入らないよう呼びかける範囲を、これまでの火口からおよそ3Kmからおよそ4Kmに広げました。噴火警戒レベルは引き続き「入山規制」を呼びかける「レベル3」。

2月1日朝7:54の爆発的噴火による空震で被害が多く出た。
爆発の規模は、1月26日、27日よりも小さいようです。

霧島市内のホテルや病院、学校、民家、観光施設などの124施設で381枚の窓ガラスが割れるなど被害総数は計530件に上った。

霧島温泉クリニックでは、空振によって病院内の窓ガラス3、4枚が割れ落ちた。ベッドで寝ていた入院患者の女性(92)が、額を切るなどの軽傷。

新燃岳火口から5、6キロ離れた霧島温泉郷でも相次いだ。

規制区域に近い霧島いわさきホテルでは大小約40枚のガラスが割れた。

ホテル霧島キャッスルでは大きなガラス2枚のほか、大浴場や客室のガラスが割れた。

霧島スパヒルズでは約100枚の窓ガラスが割れた。

霧島市高千穂にある霧島国際ホテルでは、2階にある大浴場のガラス(高さ約2メートル)が粉々に割れた。

霧島田口の国民宿舎みやま荘では窓ガラス計4枚が割れ、玄関の自動ドアがゆがんだ。

新燃荘も窓ガラス数十枚が割れ、壁にひびが入った。近くに様子を見に来ていた方は、ごう音とともに噴石が上空を飛ぶさまを見たという。

新燃岳火口から約11キロ離れた霧島市霧島田口にある霧島市霧島総合支所では、1階の窓ガラスが1枚割れた。
近くにある霧島公民館でもガラスが割れる被害があった。

この日の空振被害は、窓ガラスが割れるだけではなく、ドアが吹き飛んだり、アルミサッシ枠がくの字に折れ曲がったりという被害もありました。

3Kmの区域を越えて赤熱した噴石が飛散、小規模な山火事が発生。


「規制圏外だから安全」ということでは無いことを認識しておくべきです。

4Km規制になるとえびの高原経由で宮崎県〜鹿児島県は行き来できなくなる。

4Km規制になると、鹿児島県側の県道1号 小林えびの高原牧園線の、鹿児島県霧島市 いわさきホテル前〜宮崎県境が通行止めになりますので、えびの高原を経由して鹿児島県と宮崎県間を行き来することはできなくなります。
 
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霧島 新燃岳で軽石流(火砕流の一種) 火口の北西側に溶岩が流れ出る

Posted morimori / 2018.03.09 Friday / 18:58


【新燃岳関連情報追記】
New3月15日 11:00AM 気象庁は新燃岳について、噴火警戒レベル3を維持のまま、警戒範囲を「4キロ」から「概ね3キロ」に縮小。「御鉢」はレベル1へ引き下げると発表しました。/ 追記おわり


気象庁は、新燃岳で、「9日午前10時すぎ、溶岩が火口の北西側に流れ出たことを確認した」と発表。

溶岩の流れ出た新燃岳の火口の北西側には住宅や観光施設がないほか、斜面の角度が緩く、溶岩の流れる速度も遅いことなどから、気象庁は、現時点で避難などの対応は必要ないとして噴火警戒レベル「3」を継続。

溶岩が流れ出ることは、火山・地質学者の先生方の多くが前々から予想していたので、「想定内」かと思います。

だいち画像
〜 国土地理院サイトより 〜


20180309.jpg
〜 鹿児島読売テレビライブカメラより 〜


軽石流(火砕流の一種)の動画リンク追加
 【新燃岳】空撮【MBC南日本放送】(2018/03/09)

上のライブカメラ映像を見ると、風に流された蒸気の流れで早い動きに見えますが、数時間経って見てもほぼ同じ位置でしたので、停まっているようにも見えます。
溶岩の粘性が高いのと、このあたりは斜面が緩やかだからでしょう。

(追記:翌日、夜のNHKニュースでは、200m幅 距離にして6m程先に進んでいるという報道でした。)

幸い、溶岩が流れ下る方向は、大浪池の方ですので、低木の山林です。
新燃岳は昔から噴火しておりましたので、このあたり一帯には人家、施設等はありません。
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日本のひなた宮崎県
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