本郷神楽保存会(宮崎市)「八岐大蛇(やまたのおろち)」
Posted morimori / 2017.09.10 Sunday / 23:04
昨日、「こどものくに」では、「ひなたフェスティバル」が開催されておりましたが、神楽好きな私は、神楽が(約30分間程ですが)披露されるということで、ACOOP赤江店駐車場を会場に開催された「まつり本郷」に出かけました。
今年の本郷神楽保存会の神楽は、「八岐大蛇(やまたのおろち)」スサノオがヤマタノオロチを退治するあの場面を再現した神楽。
八岐大蛇は「出雲神話」、出雲系の神楽「石見神楽」などでは定番中の定番の神楽ですが、宮崎でこういった神楽を見られるのは貴重です。
高天原を追放された須佐之男命(スサノオノミコト)は、出雲国の肥河の上流の鳥髪に降り立った。箸が流れてきた川を上ると、美しい娘を間に老夫婦が泣いていた。その夫婦は大山津見神の子の足名椎(アシナヅチ)と手名椎(テナヅチ)
であり、娘は櫛名田比売(くしなだひめ)といった。
〜 足名椎(アシナヅチ)と手名椎(テナヅチ)
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〜 櫛名田比売(くしなだひめ) 〜
夫婦の娘は8人いたが、年に一度、高志から八俣遠呂智という8つの頭と8本の尾を持った巨大な怪物がやって来て娘を食べてしまう。今年も八俣遠呂智の来る時期が近付いたため、最後に残った末娘の櫛名田比売も食べられてしまうと泣いていた。
須佐之男命は、櫛名田比売との結婚を条件に八岐大蛇(やまたのおろち)退治を請け負った。まず、須佐之男命は神通力で櫛名田比売の形を変えて、歯の多い櫛にして自分の髪に挿した。そして、足名椎命と手名椎命に、7回絞った強い酒(八塩折之酒)を醸し、8つの門を作り、それぞれに酒を満たした酒桶を置くようにいった。
準備をして待っていると八岐大蛇(やまたのおろち)がやって来て、8つの頭をそれぞれの酒桶に突っ込んで酒を飲み出した。