「地方創生の先駆者 岩切章太郎の実践観光哲学」(富田敏之編著)
Posted morimori / 2018.08.11 Saturday / 09:40
「地方創生の先駆者 岩切章太郎の実践観光哲学」(富田敏之編著)を購入した。
この本は、今年5月に発売されていたようですが、気付かず、先月7月14日付宮崎日日新聞文化欄の紹介記事で知り、先日、何気に思い出して(^^;)購入した次第。
著者が収集した資料より、観光に関する内容だけを抜粋、観光宮崎を育てた岩切章太郎氏の観光哲学の集大成となる本です。
著者によるこの本の概要を記した項目「本書の構成」を引用します。
「本書の構成」
岩切章太郎氏が創立した宮崎交通の社内報無尽灯の創刊号、昭和28年8月号から昭和57年2月号までの同氏が執筆したもので、観光に関するものを抜粋し、整理分類したものを中心に著書『心配するな工夫せよ』、講演集『自然の美、人工の美、人情の美』、日本経済新聞『私の履歴書』、社史『宮崎交通70年史』等を底本として編集したものである。
第一章「岩切章太郎について」はここでは初めて岩切章太郎氏を知る方にその人物像を理解していただくことを目的として筆者が執筆したものである。
第二章「観光事業の基本理念」は本書の中核的部分であり、「自然の美、人工の美、人情の美」であり、宮崎をより美しく、観光のあるべき姿を追究したもので、岩切章太郎氏が執筆したものを筆者が編集したものである。
第三章「観光展望」は岩切章太郎氏の観光全般に関する考え方を底本から抜粋して筆者が編集したもので、その深い識見を読み取ることができる。
第四章「宮崎交通観光事業の軌跡」は岩切章太郎氏の観光哲学は全て宮崎交通で実践したものであり、それに関するものを社史から筆者が編集したものである。
「監修を終えて」は渡辺綱纜氏が本書を監修していただいた結果について書いていただいたものである。