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新燃岳 火山活動活発、火山性微動も発生 噴火警戒レベル3に - 2011年からの時系列

Posted morimori / 2025.03.30 Sunday / 11:52


【 追記 】鹿児島地方気象台は3月31日、噴火警戒レベルを3(入山規制)に引き上げた霧島連山・新燃岳の解説情報を発表した。火山性地震は午後4時までに4回と急減し、火山性微動も観測されなかった。

人工衛星を使った観測では、昨年11月ごろから地下の膨張を示すと考えられる動きが続いており、気象台は、新燃岳の火山活動は高まった状態としている。
 / 追記 おわり



新燃岳の火山活動が活発になって来ているようです。

2025年3月30日、新燃岳の噴火警戒レベルも「レベル3」にあがりました。噴火警戒レベルが「レベル3」になるのは2018年6月以来、約7年ぶりです。
鹿児島気象台によると
新燃岳では、3月28日 2時頃 火口直下を震源とする火山性地震が増加しているなかで、30日2時頃から新燃岳近傍の傾斜計で山体の膨張を示す地殻変動も観測しています。
さらに、30日2時56分には、継続時間10分程度の火山性微動お発生。
火山活動が高まっていることから、本日(30 日)03 時 53 分に火口周辺警報を発表し、噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から3(入山規制)に引き上げました。

4Kの他立入規制、は 2011年のマグマ噴火以来、久々のことです。

これを受け、政府は3月30日、新燃岳の火山活動に関し、首相官邸危機管理センターに情報連絡室を設置した。とのこと。

火山性地震が一時的に、豪華することはこれまで何度もありましたが、火山性微動が発表されるのは久々です。
(30日 22:00までに 火山性地震106回・火山性微動3回

4km規制などから、想定される噴火が発生しても大丈夫なように対応しているのでしょう。

2011年当時の、専門家の意見として以下のような事を聞きました。
2011年、噴火警戒レベルが3に引き上げられた際の警戒範囲は、火口から2km圏内であったため、新燃岳の山体直下にある新湯温泉は範囲外となり、この周辺で撮影された多くの噴火映像がYouTubeにアップされている。
火口から約1km流下した火砕流を伴う準プリニー式噴火が断続的に発生していた1/26-27に、火口から2kmちょっとしか離れていない新湯温泉付近に多くの観光客がいた事実は、防災上、きわめて危険な事態であったと考えざるを得ず、火砕流や火砕サージなどによる遭難者が出なかったのは幸運だったといえる。

その後、多くの犠牲者を出した、御嶽山の事もありますし、安全面を考え4Kの規制になったのでしょう。
4km以内にある韓国岳・大浪池・高千穂峰・大幡池への主な登山道は、立入禁止エリアとなります。
高千穂河原ビジターセンターは当分の間、休館。
鹿児島県側からえびの高原へ向かう県道1号線も通行止めとなります。
現在、えびの高原の池めぐり自然探勝路、えびの岳登山道、宮崎県側の県道1号線は利用可能です。
「えびの高原〜硫黄山周辺の県道1号線」は、土日昼間の暫定開放を継続。

現在でも予知の難しい火山噴火、自身の安全を考えれば、しばらくは様子を見た方が良いでしょうね。
霧島方面には(不要不急では)行かない方が安心かも知れません。

霧島山(新燃岳)の火山活動解説資料

3月31日差替 規制図
2025年3月31日13時 差替 新燃岳周辺立入規制エリア

当初30日に発表されていた宮崎県発表の規制図について記載内容に変更があったようです。詳細は以下でご確認ください。
※「2道路及び登山道の規制について」規制図は3月31日13時に差し替えています。

変更点は
4キロ〜2キロまでの範囲は「立入禁止区域(警戒区域)」から「立入規制区域(警戒範囲)」に色分け変更されているようです。
ちなみに
※「立入禁止区域」は、災害による強制退去を命じられる区域で、罰則付きで立ち入りが制限または禁止される区域です。
「立入規制区域」とは、火山活動による噴火や火砕流などの危険があるために、立入を禁止している区域を指します。
どちらも「立入禁止」同じようなものですが、効力の違いのようです。

前回の地図では閉鎖になっていた、宮崎県都城市・高原町側から高千穂峰への登山道(夢が丘・皇子原・霧島東神社からの登山道など)は、開放されているようです。
ただ レベル3で 4キロ規制が出ているさなかに、高千穂峰へ登る方は いるのだろうか?

以下は、4/1付 宮日新聞記事より一部引用
登山「今は控えて」 (県防災士ネットワーク 原口重徳理事長)
 原口理事長は「防災マップで噴石や火砕流の到達範囲、避難所の位置を確認するなど事前にできることは多い」と説明。山開きなど行楽シーズンを控えるが、「新燃岳周辺で登山を楽しみにしていた人も」安全を優先して今は控えてほしい。
少しぐらい大丈夫という意識は非常に危険」と警鐘を鳴らす。
 避難が必要な事態に備え、「火山灰で目やのどを痛めると避難に支障が出る。頭部を守るヘルメットや、降灰対策としてゴーグルやマスクを準備してほしい」と助言。窓に飛散防止フィルムを貼っておくなどの空振対策も効果的だと訴えた。
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