村所八幡神社神楽 Part3 岩戸目標(岩戸開き編)
Posted morimori / 2016.12.19 Monday / 23:08
神話の「天の岩戸開き」の流れは、神楽の番付にも良く登場します。
これらは〔岩戸目標」と称したりします。
今回の「村所八幡神社神楽」でも、24番 伊勢の神楽 〜 25番 大神様 (たいじんさま) 〜 26番 手力男命 (たぢからおのみこと)〜 27番 戸隠し〜 28番 手力男命 (たぢからおのみこと)が組み込まれておりました。
高千穂の夜神楽をはじめとして、県内の多くの神楽では、岩戸に似せたモノを置き、手力雄が戸を開き投げ捨てる様子を表現したりしておりますが、「村所八幡神社神楽」では、大王様(=アマテラスオオミカミ)は、扇子を両手で持ちこれを表現しているようにも見えました。
24番 伊勢の神楽 (いせかぐら)
一人、宮司の舞。伊勢大神の御前の舞を現したもの。天照大神が天の岩戸にお隠れになり、日本国中が暗闇となり、八百万の神々が集まって協議の場面を表現したもの。上品な宮中舞で、貴族風の舞である。〜 村所八幡神社神楽 伊勢の神楽 〜
25番 大神様 (だいじんさま)
(嫁女面)伊勢神楽の最中に八ツ注連の下に鎮座される。天照大神が岩戸にお隠れになつた場面を意味する。岩戸開きまでそのまま座す。(面をつけて座す。)〜 村所八幡神社神楽 大神様 〜
26番 手力男命 (たぢからおのみこと)
岩戸のありかを確かめる舞。わずかな明かりを頼りに中腰で道をたずねる様を舞にしたもの。後段は岩戸のありかを見つけて喜び舞う。面は大円作。〜 村所八幡神社神楽 手力男命 〜