みやざきKAGURAフェスティバル2025 8月2日(土) メディキット県民文化センターで開催
Posted morimori / 2025.08.01 Friday / 07:09
みやざきKAGURAフェスティバル2025チラシ
「みやざきKAGURAフェスティバル2025」が8月2日(土)開催されます。
神楽の魅力を発信し、宮崎県が中心となって目指している神楽のユネスコ無形文化遺産登録に向けた機運を醸成するため、県内及び県外の神楽保存団体による神楽公演を開催。
今回は「みやざき子ども神楽公演」と称して、中・高校生の舞手による神楽の披露も行います。
日時:令和7年8月2日(土曜日)午後1時から午後5時まで(開場は正午から)
場所:メディキット県民文化センター演劇ホール
来場者数:740人(当初募集人数:600人)
(参考)客席数(オーケストラピット及び反響板使⽤時974席)
開会 主催者あいさつ
河野知事
みやざき子ども神楽公演
村所神楽(村所神楽保存会)
村所八幡神社では、後醍醐天皇の第九皇子・懐良親王を主祭神として「大王様」と称えて祀っており、そのほかにも良宗王や、米良領主・米良弥太郎重鑑公などが合祀されています。
神楽では、「大王様」をはじめ、「爺様」や「八幡様」など、南朝に関わる神々が次々と登場します。
これらの神々が登場する神楽は、神事性の強い「神神楽」と呼ばれ、後半は「民神楽」と呼ばれています。
民神楽では神楽囃子が場をにぎわせ、社人の舞も一層映えるものとなっています。
西米良神楽(「天任の舞」村所神楽にて撮影)
当サイト内関連ページ
➡ 村所神楽
当日は、男子中学生2名が「天任」を舞った。
三納代神楽(三納代神楽伶人会)
三納代神楽は宮崎県新富町の三納代地区に伝わる神楽です。現在は三納代神楽伶人会が神楽伝承を担っており、三納代八幡神社での歳旦祭や夏祭り等での奉納を数多く行っています。昼神楽と夜神楽の境界に位置しており、大蛇に見たてた綱を真剣で切り落とす「綱切舞」や、法者・稲荷山といった五神が問答を行う「神武神楽」が特徴的です。旧暦12月11日に旧高鍋藩領内の6 つの神社が合同で行う「六社連合大神事」でも奉納されます。当日は女子中学生1名、女子高校生1名が「花の手」を舞った。
「六社連合大神事関連ブログ記事」
- 六社連合大神事 5 写真いろいろ
- 六社連合大神事 4 素晴らしき子供の神楽 神和(かんなぎ)・一人剣
- 六社連合大神事 3 子供神楽 花舞・岩通し(動画リンクも)
- 高鍋神楽 六社連合大神事 2(リーフレット・案内チラシ紹介)
- 平成29年 高鍋神楽 六社連合大神事 1(三納代八幡神社)
神楽について知ろう 神楽解説
講師:小川直之氏(國學院大學名誉教授 大学院客員教授)
みやざきの神楽魅力発信委員会委員長である小川氏に、神楽の魅力や出演する演目等について解説していただきます。神楽公演
上椎葉神楽
国指定重要無形民俗文化財伝承地 宮崎県椎葉村下福良
伝承団体 上椎葉神楽保存会
椎葉神楽は、村内26 ヶ所の集落で11月中旬から12月下旬にかけて行われる夜神楽です。
神楽は椎葉の人にとって1年を締めくくる祭りであり、地元では「冬祭り」、「年祭り」とも呼んでいます。
神楽は神楽宿(民家、神社拝殿、公民館)に舞所となる御神屋を設け、正面に高天原を立て、周囲には注連縄を張り巡らせ、御幣等の飾り付けをして舞われます。
神楽の特徴は、猪、鹿の奉納があり、粟、大豆、小豆等の雑穀を用いるといった、山岳地帯の狩猟、焼畑文化の要素を色濃く伝えており、山の生活を表しています。
椎葉神楽26 集落の一つである上椎葉神楽は椎葉村の中央部に位置し、村の鎮守である椎葉厳島神社の氏子で結成されている保存会です。毎年12月の第2土曜日から日曜日にかけて夜を徹して20数番もの神楽を奉納しています。
当日は、「手力」「かんしい」を舞った。
上椎葉神楽「かんしい」(椎葉平家まつり にて撮影)