「シーガイア」を運営する「フェニックスリゾート」は、9年前より閉鎖中の「オーシャンドーム」の解体工事を4日から始めると発表。
隣接する旧オーシャンプラザも含め、工事は来年4月末までとのこと。
あれだけの特殊かつ、大規模な施設となると、解体も簡単には行かないのでしょうね。今回、費用は明らかにしていないそうですが、過去に、オーシャン約ドーム解体には10億円程度かかるという報道もありました。昨年(2015年8月)の朝日新聞報道では、他の施設も含めた(サンホテルフェニックスも含めたものかも?)解体費用として約27億円を計上しているとのことでした。
〜 シーガイア オーシャンドーム 〜
〔オーシャンドームは1993年(平成5年)開業、全長300m、幅100m、高さ38m。「世界最大の屋内遊泳施設」94年には「世界最大の全天候型開閉式室内ウオーターパーク」としてギネスにも認定された。〕
おりしも、東京オリンピックでサーファインが種目となった事を知り、同じ条件で競うのなら、海ではなく、「オーシャンドーム」みたいな同条件の波が得られるプールで規定演技とかした方がいいのになーと思った矢先のニュース、ビックリでした。
Surf Wave Pool Japan(オーシャンドームでのサーフィン動画)
跡地には、屋外型のナショナルトレーニングセンター(NTC)を誘致
宮崎県、宮崎市、フェニックスリゾート社は2020年の東京五輪・パラリンピックに向け、跡地(約8万5000平方m)に文部科学省が調査研究している屋外型のナショナルトレーニングセンター(NTC)の誘致活動を続けておりますが、進展はないようで、活用策が決まらない中での解体となったもの。
計画では、400mトラックやグラウンドに加え、競泳プールや多目的体育館が入る屋内トレーニング施設を整備する予定。
〔追記〕8/5付宮崎日日新聞記事によると
フ社とともに誘致を目指す河野知事は同日県庁で取材に応じ、「整備スケジュールは分かっていないが、今後も適地であることをアピールし続けたい」。
宮崎市の戸数正市長は同日あつた定例会見で「(解体で)次のステップに進むためのスタートラインに立った。更地になることでNTCの誘致も前に進み始めるのではないか」と期待感を示した。
とのこと。
隣接する立体駐車場は対象外
オーシャンドームに隣接する立体駐車場は、「水平線の花火と音楽」など近隣で開催される大規模イベントの臨時駐車場としてこれまで利用されてきましたので、心配でしたが、駐車場は取り壊し対象外のようです。
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