昨年10月の新燃岳噴火の際、えびの高原スケート場近くなどでも、高濃度の火山ガスが検出されました。
付近にある、硫黄山周辺でも有毒火山ガスが発生しており、宮崎県は、昨年12月1日、「火山ガスの自動測定器」を、えびのエコミュージアムセンター前の駐車場に設置しました。
これは、火山ガスの一つ、二酸化硫黄を自動測定、24時間リアルタイムで濃度を測り、高くなった場合は自動でランプが点灯し、警報音で危険を知らせるシステムです。
2月2日の朝、手動のガス測定器が基準値を超えるも「火山ガスの自動測定器」が反応していなかった為、調べたところ、
この「火山ガスの自動測定器」の製品仕様は、屋内仕様(0℃以上で運用するタイプ)で、気温が低く反応してなかったようです。
えびの高原は標高1200メートルにあります。
NHKニュースによれば
"去年、
えびの高原では、1年の4分の1を超える96日は午前8時時点の気温が氷点下"だったとのこと。
"宮崎県は「新燃岳の噴火を受けてすぐに入手できるものを設置した。
登山者向け施設が行う手動での測定と合わせれば危険性を把握できるので、
取り替える予定はない」と話しています。 "とのこと。
マイナス20度まで使える火山ガスの自動測定器あるようです、なのに、なぜ交換しないのだろう?
"合わせれば"と言っても・・冬場のかなりの時間は作動してないわけで・・
手動とて、四六時中チェックしているわけではないし、しかも人のやること、ヒューマンエラーは出ます。二重チェックは必要です。
二重チェックしたからこそ、今回の不具合が発覚したのだろうと思います。
冬場は、朝からアイススケートで訪れる方もいらっしゃいます。
マイナス20℃仕様となると、桁違い?に高価なものになるのかも知れませんが、予算をとって、後に信頼性のあるものに交換すべきではないでしょうか?
暫定的に、冬場だけ、ヒーターとか追加できないものなのでしょうかね?
〜 えびの高原にて 〜
えびの高原に、
富裕者向けホテル誘致のお話がありますが、宮崎県がこのような安全に対する意識、管理体制では、心配です。