今回の、新燃岳噴火 火山灰に新たに供給されたマグマ
Posted morimori / 2017.10.17 Tuesday / 23:08
今日も、新燃岳関連の記事です。
新たに供給されたマグマ / 産業技術総合研究所発表
産業技術総合研究所 地質調査総合センターは、新燃岳噴火の火山灰を解析、新たなマグマが含まれていることを発表しました。➡ 霧島山新燃岳2017年噴火 産総研・地質調査総合センターによる調査結果
2017年10月11日霧島山新燃岳噴出物に含まれる粒子のうち、ガラス光沢のある暗色粒子の一部は、新たに供給されたマグマだと考えられる。
2011年のマグマ噴火、それ以上の噴火も視野に入れ、今後の火山活動を注視する必要がありそうです。
気象庁 火山名 霧島山(新燃岳) 火山の状況に関する解説情報 第22号
要点
火山名 霧島山(新燃岳) 火山の状況に関する解説情報 第22号平成29年10月17日16時00分 福岡管区気象台・鹿児島地方気象台
より、新燃岳の現在の状況 要点ピックアップ
- 10月14日15時05分から継続していた新燃岳の連続噴火は、本日(17日)00時30分頃に停止、その後、噴火は観測されていない。
- 火山性地震は、昨日(16日)に324回と多かったが、本日は15時までに22回にとどまっている。
- 火山性微動は、11日17時16分から16日18時55分頃まで継続、その後も時々発生。
- 地殻変動観測では、新燃岳の明瞭な山体膨張を示す傾斜変動は認められない。
- えびの岳付近(硫黄山の南西3km付近)の地震は、15日以降、観測されていない。
(この付近は、2011年の新燃岳の噴火でマグマを供給したと推定される領域)
以上 現在の状況部分より抜粋。
以上を見る限りでは、収束の方向に向かっているように見えますが、活発な火山活動は続いているのは変わりません。
「噴火が止まった」は、今は一時的に止まっているだけ、まだ火山性微動がありますし、再び噴火する可能性があると、考えておくべきでしょうね。
➡ 火山に関する発表状況(気象庁)