えびの高原(硫黄山周辺)噴火警戒レベル1に引き下げ 六観音御池の紅葉
Posted morimori / 2017.11.01 Wednesday / 18:15
えびの高原(硫黄山周辺) 噴火警戒レベル1に引き下げ
気象庁は10月31日、えびの高原(硫黄山)周辺の噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から1(活火山であることに留意)へ引き下げました。8月以降、地殻変動が停滞、噴気も落ち着いており、火山活動が低下したと判断したもの。
新燃岳は、噴火警戒レベル3を維持、警戒範囲を3kmから2kmへ縮小
新燃岳の噴火警戒レベルは、レベル3を維持、警戒範囲を3kmから2kmへ縮小しました。現在も予知の難しい火山噴火、安全を考えれば、もうしばらく様子を見たいところでしょうが・・・
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新燃岳噴火後、宮崎県では、小林市、えびの市、高原町のホテルや旅館などで、10月18日までに計170件のキャンセルがあり、新燃岳から火口5キロ圏にあるえびの市の国民宿舎「えびの高原荘」では10月11日〜26日に約800人分の予約取り消しがあったとのこと。
鹿児島県霧島市では10月11日から23日までに、新燃岳火口から約6キロの霧島温泉郷など、市内の宿泊施設や観光施設で延べ1万395人が宿泊予約や施設利用をキャンセル。経済損失額は推計約2億5000万円に上るとしているとか・・。
難しい判断だったとは思いますが・・
紅葉シーズン 3連休前に、霧島連山の多くの登山道、特に人気の韓国岳への登山道、紅葉の見所の多い、大浪池の登山道、六観音御池(不動池側からの登山道)などの規制が解除されたのは良かった。
現在の通行禁止区間
新湯登山口〜新燃岳間湯之野登山口〜新燃岳間
高千穂河原〜中岳〜新燃岳間 (中岳探勝路を除く)
韓国岳〜獅子戸岳〜新燃岳間
夷守岳〜大幡山間
火山への登山は自己責任
気象庁は「噴火しません」と保証しているわけではありません。御嶽山はレベル1から突然噴火、火口付近に居合わせた登山者ら58名が犠牲となりました。
噴火予知の精度はまだまだ途上、火山への登山は、自己判断、自己責任であることを十分認識しておくべきです。
関連リンク
➡ えびの高原(硫黄山)周辺の噴火警戒レベル引下げに伴う規制等の変更について(宮崎県)➡ 霧島山(新燃岳)に関する情報(鹿児島県)
えびの高原 六観音御池の紅葉(過去に撮影したもの)
〜 六観音御池の紅葉 背景は韓国岳爆裂火口です。 〜