国指定重要無形民俗文化財「高原の神舞(かんめ)」の一つ「狭野神楽」が奉納されました。
Posted morimori / 2024.12.08 Sunday / 10:04
12月7日(土)~8日、朝にかけ、高原町にて、国指定重要無形民俗文化財 「高原の神舞」(たかはるのかんめ)の一つ「狭野神楽」(さのかぐら)が奉納されました。
今朝(12/8)の宮崎日日新聞の師走点描の欄に、記事が写真(昨夜23時頃の撮影)と共に掲載されており、その異例の早さに驚きました。
いつもなら、こういった記事は週内のどこかで掲載される感じなのですが、次週はもう一つの高原の神舞、祓川神楽が奉納されますのでその予告も兼ねた記事だったのかも知れません。
明日は新聞休刊日なので、その影響もあるのかも知れませんが・・・。
あと、今回は「宮崎の神楽サポーター企業」となっている、宮崎空港ビルが主催した バスツアーで、31人の方が見学したとのことでしたのでその件の取材報道もあったのかも知れません。
狭野神楽(さの神楽)
狭野神社の氏子の家に代々伝わっていましたが、現在は狭野地区の行事として行われています。起源は祓川神楽と同じと思われます。最盛期の大政年間(1818〜1830)には39番もの膨大な舞があり「縄荒神(つなこうじん)」など宮崎県央部に見られ、旧薩摩藩では殆ど見られない番付を多く保有していました。
以前は旧暦9月16日に行われていょしたが、現在は12月第1土曜に行われています。
神楽の中身については、同じ丈化圏の祓川神楽との共通点が多いものの、御幣を希って舞う「小房(こふさ)」や、酒を飲みながら舞う「御酔舞(ごすいまい)」など、近隣の神楽には見られない番付も見られます。
狭野神楽 舞庭での神事 斎場祭(過去の撮影)