国指定天然記念物 月知梅 まだ見頃(撮影記)
Posted morimori / 2021.02.16 Tuesday / 23:49
宮崎市 高岡の月知梅を見学して来ました。
月知梅は今から約200年前(安永、天明年間)頃は一株でしたが、その後、枝が伏して根を張り、四方に繁殖したといわれ、現在では約100株程になっているとのことです。
国の天然記念物で、新富町の「湯之宮座論梅」そして鹿児島県の「藤川天神の臥龍梅」とともに「南九州の三大梅」の一つに数えられる名梅との事です。
園の中には入れません。周りからの見学です。
数十メートル四方と、それ程広くないので一周はすぐです。
絶えず数組の見学者がいらしてました。
それ程広く無く時間もかからないので、入れ代わり立ち代わり。
東風(こち)吹かば におひおこせよ 梅の花
あるじなしとて 春な忘れそ (菅原道真)
「春になり東(京都)の風が吹いたら、においを送ってきなさい梅の花。 主人の私がいなくとも、春を忘れてはいけない。」 という意味です。
梅は見頃で、南側はほぼ満開、前日の台風並の強風の影響もあってか、早く見頃になったであろう北側、東側の方は既にだいぶ散っておりました。
青空で撮れて良かった。
月知梅は、臥龍梅(がりょうばい)という梅の種類で、先日書いた「湯之宮座論梅」と同様です。臥龍梅は幹や枝が地をはい、そこから根を生じて広がって行くので独特の姿です。
湯之宮座論梅の花は小振りの一重でしたが、月知梅の花は白色で八重咲き・サイズも大きい。