日々ブログ MORIMORI @宮崎県

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令和5年(2023年) 中之又神楽(国指定重要無形民俗文化財「米良の神楽」)その1

Posted morimori / 2023.12.11 Monday / 20:16


中之又神楽


今年も、木城町中之又鎮座「鎮守神社」の大祭で奉納される中之又神楽へ出かけました。
「中之又神楽」のファンでかれこれ10年程通っております。(前回記事参照

中之又の皆様、神楽関係者の皆様、現地でお会いした神楽/中之又ファンの皆様、お世話になりました。
1年ぶりの中之又神楽見学、おかげ様で、ゆるり のんびり いつものように堪能させていただきました。

御礼も兼ね、今回撮影した写真を、整理/編集 令和5年中之又神楽のWebPageを作成しましたので、今回のブログ最後の記事にリンク記載しておりますのでご覧ください。

今回の記事(1)では、舞殿の様子、神輿入れ、浦安の舞、帰り尾八重に抜ける林道でコシジロヤマドリと遭遇した話題などを紹介します。

社殿横に設えられた「舞殿」


社殿横に設けられた祭場「舞殿」
社殿横に設けられた祭場「舞殿」

社殿横に高天原を表した神楽を奉納する「舞殿」が設えられます。
四方に椎の木の柱を立て、上座に椎の葉で「山」(垣)を作ります。
上座中央には、注連(しめ)が立てられる。
注連には黄色や赤、緑、青など色とりどり御幣が付けられ、頂きには三神幣(さんこび)が立ち、太陽となる扇子と梵天を表す布が張られる。

舞場中央上には八注連が渡される、一般に米良系の神楽では中央に天(あま)を吊しますが、中之又では独特で、五色切り紙で作ったシデ房を吊るすのが昔からの習わしで、これは「暁天(ぼんてん)」と呼ばれ宗教や修験の古風を留めているものと考えられているとのことです。

以上、 薫り高き文化に抱かれて〜木城町に伝承される郷土芸能〜/ 地域文化資産 抜粋引用

社殿横に設けられた祭場「御神屋」
社殿横に設けられた祭場「御神屋」
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今日(12/9) - 木城町 中之又鎮守神社奉納「中之又神楽」(夜神楽)

Posted morimori / 2023.12.09 Saturday / 08:45


本日、12月9日、木城町の山間にある 中之又地区に鎮座する「中之又鎮守神社」の例大祭で中之又神楽(夜神楽)が奉納される予定です。

・令和5年(2023年)12月9日(土)
・祭典式:17時より
・夜神楽:19時より明け方まで

中之又神楽は、かれこれ10年通っております。

「中之又神楽」は 今年、銀鏡神楽、尾八重神楽、西米良村の3つの神楽(越之尾神楽・村所神楽・小川神楽)と共に「米良の神楽」の一つとして、国の重要無形民俗文化財に指定されました。

中之又地区は、宮崎県木城町の街中から車で約45分程のところにある山間にある自然豊かな小さな集落です。

令和5年(2023年)4月1日現在、27世帯 36人が暮らしており、うち28人が65歳以上の高齢者となっており、高齢化率は8割を超える「限界集落」です。

昭和30年代は、林業、鉱山なども栄え、最盛期には約800人が暮らし地区にあった「中之又小学校」の生徒数も100名を超えていたと聞きます。
産業の衰退と共に、やがて過疎化は進み、平成になると生徒数も10人以下となり、地区の「中武千草さん」らが中心となり、小学校を守るために山村留学をはじめました。宮崎市内など県内の都市部から受け入れ 1995年度から2008年度まで 13年間延べ 230人が学びましたが、平成20年度には全校児童数は2名まで減少してしまい、平成21年(2009年)3月、最後の卒業生を送り出し、「中之又小学校」は閉校となってしまいました。

私が、「中之又神楽」を知ったのは、一昔以上前、NHK宮崎放送(ローカル)で放送された番組でした。
おそらく「中之又小学校」が閉校した年(2009年)の頃だったろうと思います。
中之又神楽では、「中之又小学校」での山村留学中に、神楽を学んだ卒業生が毎年、日向市や宮崎市から中之又へ神楽に戻って来て、舞い手を担っている事、舞いを見守っている母のような「中武千草さん」の姿を見て感動しました。

今でもその時の山村留学卒業生や、先生が過疎化の進む中之又に来て中之又神楽を担っています。

中之又神楽 令和四年(2022年)中武春男宮司 旅所遷座祝詞奏上
中武春男宮司 旅所遷座祝詞奏上(令和四年)
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宮崎市内海鎮座 野島神社 秋の大祭で「野島神楽」奉納 久々見学

Posted morimori / 2023.11.25 Saturday / 23:42


【11/30 追記】

令和5年(2023年)野島神楽 WebPage(2ページ構成写真約120枚)を公開

令和5年(2023年)野島神楽WebPage 前半

令和5年(2023年)野島神楽WebPage 後半


 / 追記おわり 


宮崎市無形民俗文化財にも指定されている 野島神楽が 先日野島神社の秋季例祭で奉納されました。

野島神楽(一、いれん鬼神)

「野島神楽」は、大漁豊作や子孫繁栄などを祈願し 毎年、野島神社の秋季例祭(11月23日)に奉納されています。

 神楽の奉納は、新型コロナウイルスや台風による付近の土砂崩れなどで2年間自粛、昨年は「神楽舞殿」を設けることなく、規模を縮小し7番を奉納したようです。
境内に「神楽舞殿」が設営されたのは4年ぶり、久しぶりです。

今回の神楽舞殿の設置は、宮崎市内のスポーツチームや県の「中山間盛り上げ隊」などの協力によるものとの事です。

少子高齢化で舞い手が減る中、野島神社神楽保存会は2014年から宮崎市内で出前教室を開催、今回、受講生も地元の若い方などに加わわっているようです。
今回は、岩くぐり(男性1名・女性2名)・花の手(子供男女)など、子供や若い方の舞う姿に感動しました。

野島神楽(二、花の手)
野島神楽(二、花の手)

多くの方が訪れ、声援を送り、会場一体となって秋の一日を楽しんでおりました。

野島神楽(三、星おろし)
野島神楽(三、星おろし)

今回このブログでは、各1番づつ掲載、その他の写真は後日、WebPageの方へ追加予定です。

令和五年度 野島神楽番付

人数特記事項等
一、いれん鬼神一人 
二、花の手二人男/女 子供
三、星おろし一人 
四、すだ舞四人 
五、地割二人 
六、岩くぐり三人1名男子・2名女子
七、人剣二人 
八、七鬼神五人へぐろ面合わせ(五)鬼神でした
九、へぐろ面 
十、杵舞四人 
十一、みどり舞一人 
十二、戸隠し一人(導入部で たちから)
十三、天照大神一人たちから(天照大神を迎える)
十四、たちから一人(岩戸開き)

※当日、舞台に貼られていた番付表より掲載。
その番付表では「人剣」は、六番のようでしたが、「地割」と「人剣」の舞い手が同一の為、実際には「岩くぐり」と順が入れ替わっておりました。上記表では実際の通りに入れ替えてます。
順の変わることは、舞い手不足なると、他の神楽でも良く目にします。
たちから〜戸隠し〜天照大御神〜たちから(岩戸開き) は連舞いです。以前は最初の「たちから」は一番として数えておりましたが、今回の番付表では最初の「たちから」は記載されておらず「戸隠し」のみ記載されておました、。
()内は当方で追記したものです。
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