西米良村 米良神社大祭 米良神社夜神楽(小川神楽)1/4
Posted morimori / 2017.12.10 Sunday / 23:43
【お知らせ】国選択「米良山の神楽」は「銀鏡神楽」を含めた「米良の神楽」として国指定重要無形民俗文化財となります。
詳細は以下をご覧ください。
➡ 米良神楽(銀鏡神楽)+米良山の神楽(尾八重・中之又・村所・越之尾・小川)=米良の神楽で国重要無形民俗文化財へ
【追記】令和3年度は、お昼から夕方までの昼神楽のようです。/追記おわり
西米良村小川地区に鎮座する 「米良神社」の大祭で、12月9日から10日朝にかけ、米良神社夜神楽(小川神楽)が奉納されました。
小川神楽
小川神楽は、西米良村小川地区に鎮座する「米良神社」に伝えられる神楽で、毎年、12月の第二土曜日を基本として夜神楽が奉納されます。小川神楽では、米良神社の御祭神である「磐長姫命」の舞や鎌倉時代の面と伝えられる「菊池殿宿神」の舞など土地の歴史や神楽の古形を残しながら舞い継がれます。
小川神楽は、国選択重要無形民俗文化財「米良山の神楽」の一つです。
米良神社御案内
〜 米良神社 〜
一、御祭神
大山祇命
磐長姫命(通称市之宮様)
二、鎮座地
宮崎県児湯郡西米良村大字小川
宮崎市より北西に国道219号線を70キロメートル約1時間40分、西南戦争激戦の地、天包山の峰を一望できることに鎮座す。
三、由来
伝説によれば、天孫降臨の際、瓊々杵尊が美女を見そめ、父大山祇命に請われたところ、父大山祇命は、磐長姫と妹の木花開耶姫の二人を奉ると申し出られた。然るに瓊々杵尊尊は木花開耶姫を留め、姉磐長姫は醜いため返し給えることとをった。磐長姫は、櫃の底より鏡をとり出し、吾が顔を見られ、はじめて吾が顔の醜きを知られ、家を去られこの五十川(今の一ッ瀬川)を伝い上られ、米良小川の里へ住まわれていたが、遂に悲嘆のあまり御池の渕に身を投じ責ぜられた。村人これを憐れみ一字を建立し祀ったという。以後、磐長姫は、隠れ神として人をいみ給うことにをり、本殿のある神山には、神官の外の者の入ることをきらい、殊に女人は絶対に立ち入る土とを禁じられて今日に至った。また、当神社には神として磐長姫のものという毛髪があったが、元禄十六年五月五日洪水が起こり山は崩れ、川はは氾濫し、川上に漂上した。川水が引くにつれて社も静かに川下に下り、留まったのでこの地に拝殿を建立したという。これが即ち、現在の拝殿であるという。今もこの伝承は村人の中に伝えられ、信仰とともに強く息づいている。
四、例大祭 12月第2土曜日
米良神社夜神楽 三十三番
1 修祓2 神迎の舞
3 清山
4 しめ建立舞
5 花の舞
6 地割
7 はさみ舞
8 幣差
9 神様の舞
10 住吉
11 御祭神舞
12 かんすい
13 弓将軍
14 荒神
15 ていの舞
16 蛇(つな)神楽
17 大神様
18 伊勢の神楽
19 手力男命
20 戸かくし
21 手力男命と
22 一人剣(ひとつるぎ)
23 七つ面
24 えな褒め
25 唐つ旦
26 田の神舞
27 部屋の舞(しゃくし面)
28 幣の舞
29 獅子とぎり
30 火の神舞
31 しめ倒の舞
32 神送り舞
33 成就の舞
神楽囃子
- 米良は良いとこ一度はおいで緑豊かな自然の村
- 人にふまれた道草さえも春を迎えて花が咲く
- あの娘良い子じゃわし見てわろたあの娘育てた親見たい
- わしと貴女ははおりのひも固くむすんで胸にだく
- 来やれ話そや小松の影で松の葉のよにこまごまと
- わしの心と向えの山は何時も青々(逢お逢お)松(待つ)ぱかり
- わしとあなたはみかんのつぎ木今はならねど末はなる
- 切れたきれたよ唄の音が切れたくされ縄よりをお切れた
- 男正宗わしゃさび刀貴男切れてもわしゃ切れぬ
- 小川タユどんな舞うこた舞うねどこに出しても恥じゃかかぬ
- 鶏は唄いてもまだ夜は夜中心静かに舞わしゃればよ
- 神楽出せ出せ神楽だせ神楽ださなきや嫁女だせ
- 今宵一夜はお許しをされ他人のカカでも娘でも
以上、米良神社御案内、米良神社夜神楽、神楽囃子は、当日頂いた資料を転載しました。
今回掲載した神楽の写真
神楽番付に関しては、上記掲載資料に対して、順の入れ替え、割愛等がありました。今回は、3ページにわたり、以下の写真を掲載しております。(番付のもれは無いとは思いますが・・あまり自信なし(^^;)
清山、花の舞、地割、はさみ、八幡様、幣差、折立様、住吉、御祭神舞(磐長姫)、はさみ、菊池殿宿神様、天神様、吹将軍様、大神様、えな褒め、かんすい、弓将軍、荒神の舞、ていの舞、蛇(つな)神楽、一人剣、大神様・伊勢神楽、手力男命、戸かくし、手力男命、唐っ旦(カラッタン)、田の神舞、成就の舞。
神庭
米良神社神楽は、米良神社の中で奉納されます。神楽が出来るよう天井も高く、祭壇の柱なども建てられるようなな床構造にもなっており、神楽殿のある神社という感じの拝殿作りでした。
一応、屋内で、ストーブ等いくつか設置してありますが、入り口は開けっ放しなので、寒いです。見学の際は、防寒準備(ひざ掛け、ホッカイロなど)忘れずに。
米良神社の境内、隣接する小川地区多目的集会所前には、テントがいくつか設営され、地元の物産品販売や、食べ物などの販売もありました。
神事
〜 西米良村鎮座 小川神社大祭 神事 〜
(入口から撮影)
(入口から撮影)