日南市南郷町 道の駅なんごう等でジャカランダが見頃
Posted morimori / 2020.06.05 Friday / 23:08
ジャカランダ 宮崎県日南市南郷町 道の駅なんごう付近にて
今年も、日南市南郷町のジャカランダが見頃を迎えております。
ジャカランダ 宮崎県日南市南郷町 道の駅なんごう付近にて
ジャカランダの説明を少しだけ
ジャカランダ=シウンボク(紫雲木)は、カエンボク(火焔木)、ホウオウボク(鳳凰木)と共に世界三大花木と言われています。南米の熱帯〜亜熱帯地方原産で約50種が知られるとか。
普段見るジャカランダでも、良く見ると花の形(房の形状)や同じ紫系でも色相など違うものもあり、複数種類があるようですが、シロバナとかはともかく紫のジャカランダは国内では「ジャカランダ」と、ひとくくりですね。
宮崎県のジャカランダ
宮崎県のジャカランダは、東京オリンピックの年、昭和39年(1964年)にブラジルの宮崎県人会の方からここ、宮崎県総合農業試験場亜熱帯作物支場にジャカランダの種を譲渡、試験場内で育成、これを敷地内に植栽したのが始まりとか。現在、「道の駅なんごう」隣接する「 宮崎県総合農業試験場亜熱帯作物支場内有用植物園」には約1,000本のジャカランダが植栽されており、日本一の規模を誇ります。
ジャカランダ=紫雲木
私は、ジャカランダは葉も美しいと思います。ネムノキの葉によく似ておりますが、ジャカランダはノウゼンカズラの仲間のようです。
ジャカランダ 宮崎県日南市南郷町 亜熱帯作物支場 ジャカランダの谷にて
ジャカランダの種(鞘)
鞘を良く見かけます。写真ではわかりにくいですが、薄っぺらい長さ5cm程のものです。この鞘の中に種がいくつか入っているようです。想像ですが・・枝から鞘が落ちる際に、風に乗って少しでも幹の遠くへ行くように、平べったい形状になっているのかも知れませんね。
ジャカランダの種(鞘)
ネット検索すると、落ちた鞘を持ち帰り、種を蒔き育ててらっしゃる方もいるようですが、種から育てると、例え旨く育ることができても実生では花が咲くまで10年以上かかると思います。
ちなみに、観葉目的で100円ショップとかで売っているミニポットのジャカランダも、実生ものなので10年以上咲かないと思います。
毎年花を楽しみたい方は、道の駅なんごうでも販売している、花の咲く木を接ぎ木して育てられた鉢植え苗を購入、育てるのが一般的です。