【お知らせ】国選択「米良山の神楽」は「銀鏡神楽」を含めた「米良の神楽」として国指定重要無形民俗文化財となります。
詳細は以下をご覧ください。
➡ 米良神楽(銀鏡神楽)+米良山の神楽(尾八重・中之又・村所・越之尾・小川)=米良の神楽で国重要無形民俗文化財へ
「米良山の神楽」を国の選択無形民俗文化財に答申
国の文化審議会は、平成29年1月27日、
村所神楽、
越野尾神楽、
小川神楽(西米良村)、
尾八重神楽(西都市)、
中之又神楽(木城町)、以上 五つの神楽を「
米良山の神楽(めらやまのかぐら)」として「記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財」(選択無形文化財)に選択するよう、答申したとのことです。
調査・記録・保存・公開など経費の一部を国が助成
国選択無形民俗文化財に選択されると、文化財の調査・記録・保存・公開などに関する経費の一部に国の助成を受けられるようになります。
宮崎県内では、これまでに神楽や農耕習俗など計14件が選択無形文化財として登録され、うち6件が国指定重要無形民俗文化財となっているとのこと。
重要無形民俗文化財指定に向け、一歩前進
神楽では、米良神楽(銀鏡神楽)、高千穂の夜神楽、椎葉神楽、高原の神舞(かんめ)、以上四つの神楽が国の重要無形民俗文化財指定を受けておりますが、いずれも国の選択無形民俗文化財を経て指定されています。
「米良山の神楽」も国の
重要無形民俗文化財指定に向け、
一歩前進しました。
今後、西米良村・西都市・木城町は協議会を立ち上げ、来年度から歴史や変遷の過程を調査、3年後をめどに報告書をまとめることにしているとのことです。
将来「米良山の神楽」が国指定重要無形民俗文化財に指定される際には、「銀鏡神楽」も独立した形ではなく、「米良山の神楽」に加わる形になった方が良い気がしますね。
今回、答申された「米良山の神楽」
米良(めら)は、一ツ瀬川上流域に位置、西米良村と西都市、尾八重・銀鏡、木城町中之又地区、江戸時代は菊池氏(米良氏)が治め、「米良山(めらやま)」と言われていた。
米良山に伝わる神楽
〔西米良村〕
村所神楽、
小川神楽、
越野尾神楽(児原)
そして、村所神楽の社人が務める 狭上神楽、上米良神楽、竹原神楽、横野神楽
〔旧東米良村〕
銀鏡(しろみ)神楽(西都市)、
尾八重(おはえ)神楽(西都市)、
中之又神楽(木城町)
そして 尾八重神楽の祝子が務める 打越神楽(西都市)、湯之片神楽(西都市)
銀鏡神楽については、既に「米良神楽」として国の重要無形民俗文化財指定となっておりますので、
今回の「国選択文化財」に答申された「米良山の神楽」は、銀鏡神楽を除いた、村所神楽(西米良村)、小川神楽(西米良村)、越野尾神楽(西米良村)、尾八重神楽(西都市)、中之又神楽(木城町) 以上、5座ということのようです。
〜 宮崎の神楽(山口保明著)を参考に、現状にあわせ作図 〜
米良山の神楽の写真
村所神楽