5月30日(金)、5月31日(土)に予定していた、出の山(いでの山)ほたるまつり2025は、遊歩道に陥没箇所があり、安全確保が難しいため、やむを得ず中止となったようです。
➡ 小林まちづくり株式会社サイトより
5月11日付 宮崎日日新聞にも、小林市西方のホタルの名所・出の山公園で開催されていた「出の山ほたるまつり」(小林まちづくり株式会社主催、小林市共催)は、
水路沿いの遊歩道沿で陥没があり、今年は中止になる旨の記事が掲載されておりました。
同紙によると、まつり期間に限って 開放している水路沿いの遊歩道で陥没箇所が見つかり、来場者の安全確保が困難となったためとのことのこと。
陥没箇所は、遊歩道の入り口から15mはどの場所で、縦2m 横幅1.5m 深さ50cm程度のくぼみがあるようです。
陥没は今年1月に見つかり、当初 砂利の投入で解消できると想定していたようですが、
4月下旬に再確認した際、くぼみが拡大しており
5月2日に、主催者の小林まちづくり株式会社と小林市が協議し、応急処置では安全に通行できないと判断したようです。
遊歩道の幅はそれ程広くないですし、しかもほぼ真っ暗闇の中での、バリケードなどでの規制はまず難しいと思います。
致し方ない事かと思います。
以下は、
2022年5月27日「ホタル恋まつり」を見学した際に記した当ブログ記事より転載したものです。
陥没したのはこの辺りでしょうかね?
「陥没したのは入り口から15mはどの場所」との事ですので、おそらく以下の写真辺りのところだろうと想像します。
水路が曲がっている部分なので水流により浸食されたのかも知れません。

2022年撮影 出の山公園のホタル(「ホタル展望台」より撮影)

2022年撮影 出の山公園のホタル
20秒露光でにこれくらい目の前で舞ってくれました。

2022年撮影 出の山公園のホタル
初日、金曜日という事もあり、見学者も少なく、遊歩道は、それほど大きな混雑もなく見学/撮影することが出来ましたが、土・日は遊歩道に入口は長蛇の列、かなりの混雑のようで、遊歩では立ち止まらずに進むよう指示が出ているようですので撮影はまず無理だろうと思います。
帰りのシャトルバスも1時間待ちなどいった書き込みをXでを見かけました。
出の山公園(いでのやま公園)のホタル(2022年撮影)
30秒露光写真を7枚合成
「比較明合成」(コンポジット)で盛ってます(^^;)
「比較明合成」についての説明は
➡ 昔書いたブログ記事参照
出の山公園は、以前は数万匹と言われるホタルの乱舞が見られたところ
出の山公園は、
2005年頃は数万匹と言われるホタルの乱舞が見られたところで、木にとまったホタルが同期しながら次々と点滅する様「ウエーブ状態」は あたかも山が動くようにも見える、その圧倒的な数に感動しました。
ホタルが減り始めたのは2007年頃からのようで、2009年は1000匹まで減ってしまいました。
ホタル保護の為、まつり自体も しばらく中止となっておりました。
水路沿い遊歩道への立ち入り規制や、時間帯により公園内への車進入規制など、種々ホタルの保護が施されており、3年前は、3,000匹あたりまで回復しておりましたが、
近年は再び減少、以前のような数には戻っていないのが実情のようでした、
安全第一さらにホタルの保護も・・
1月に遊歩道の陥没が確認された時点で、砂利で埋めるなどの対策をとっていれば、被害が進行することなく、安全面も確保できたのかも知れませんが、
3年前は、3000匹まで回復、6日間開催されていたホタルまつり、今年は2日間の予定でしたので、ホタルの生育も芳しくかったのでしょう。(
今年は約1200匹予想のようです。)
ホタルの保護の為にも 中止は良い機会ととらえた方が良いのかも知れません。また、来年に期待しましょう。
水路には行けませんが、出の山公園には他にも・・
宮崎県小林市の出の山公園(いでのやま公園)の出の山池は霧島連山に染み込んだ雨水が伏流水となって
毎秒1トンの湧水が出ており、昭和60年環境庁(現環境省)「名水百選」に認定、
養殖ではない自生による天然のゲンジボタルは平成元年、同庁「ふるさといきものの里百選」にも選ばれました。
周辺は緑豊かな公園として保全整備され、水や自然に親しむ市民の憩いの場となっています。
出の山公園(いでのやま公園)
最初の写真、気付きましたか?
今年は水路沿いには行けませんが、出の山公園内には、他にホタルを見られる場所もありますし、水と緑の豊かな公園はとても良いところです。