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高千穂神楽 (高千穂神社神楽殿で毎夜開催) 公演中止中(26日再開予定)

Posted morimori / 2022.08.22 Monday / 06:44


【 8/24 情報追記 】 8月16日〜8月25日の期間、中止となっていた「高千穂神楽」は、8月26日(金)より再開するようです。

高千穂町観光協会サイトによると 8月16日〜8月25日の期間について「高千穂神楽」の公演を中止しているようです。

「高千穂神楽」と「高千穂の夜神楽」

今回話題にする「高千穂神楽」は、毎年、秋から冬にかけ高千穂の各集落で奉納されている「高千穂の夜神楽」とは違います。

「高千穂神楽」は集落の夜神楽を、観光客にも楽しんでもらおうと、高千穂町観光協会が主催、高千穂神社神楽神楽殿において午後8時より約1時間 手力雄の舞・鈿女の舞・戸取の舞・御神体の舞の短縮版の披露を行っているもので、昔は「観光神楽」と呼ばれておりました。

とは言え、公演は高千穂町内の保存会が輪番制で行なっており、本物の奉仕者(ほしゃ)どんの舞いと、楽(がく)おなかに響く太鼓の音と笛の音、臨場感もたっぷりです。

高千穂神社 神楽殿
高千穂神社 神楽殿


途中、保存会の方による神楽の解説、神楽せり唄(時には高千穂の民謡 刈干切唄の披露があることも)などの披露もはさみ、神話・民俗芸能などにあまり興味の無い観光客の方でも、変化に富んだ、程よい時間で飽きのこない構成となっております。

高千穂神社 神楽殿
高千穂神社 神楽殿


詳しくは 当サイト内「高千穂神楽」を参照ください。


以下一部引用(引用元

2022年08月15日お知らせ
8月16日〜8月25日 高千穂神楽公演中止のお知らせ

令和4年8月16日〜8月25日の期間について、新型コロナウイルス感染防止対策として、高千穂神楽の公演を中止いたします。

宮崎県において新型コロナウイルス感染拡大に伴い「医療非常事態宣言」が令和4年8月11日に発令されました。

また、高千穂町周辺においても感染者が増加傾向にある状態で、さらなる感染拡大も懸念されており、感染防止対策の為、高千穂神楽の公演を中止いたします。

ご迷惑をお掛けいたしますが、ご理解お願いいたします。

【高千穂神楽 公演中止期間】
令和4年8月16日〜8月25日の10日間
※なお、今後の感染状況により、公演中止期間を延長する場合がございます。

【お問合せ】
高千穂町観光協会:TEL:0982-73-1213


県内の新規感染者は一向に落ち着く兆しは見えず(新規感染者10万人あたりは全国ワースト1位)、高千穂町では、8月17日過去最高の48人の陽性者が確認されました。
感染対策はとっていても、どこで感染者が出てもおかしくない状況、室内で人の集まる行事の一時中止は致し方ないのだろうと思います。

8月31日迄を目途としている宮崎県の「医療非常事態宣言」は延長になる可能性もあります。
「高千穂神楽」の中止も延長となる可能性があります。

高千穂に行くなら「高千穂神社」「高千穂峡ボート」「高千穂神楽見学」「天安河原」、時間に余裕があれば「くしふる神社」絶対行ってほしいと思っている私。
おそらく今は、ジモ・ミヤ・タビキャンペーンを利用して高千穂に宿泊されている方も多いで事しょう。せっかくの高千穂の夜の滞在なのに残念です。



今回掲載したのは2020年秋に撮影した「高千穂神楽」4番です。

手力雄たぢからおの舞

手力雄命(たぢからおのみこと)が、天照大神が隠れている天岩戸を探し当てるところをあらわした舞です。
この舞は、静と動の折り合いが見事に調和した神楽舞いです。

高千穂神楽 手力雄
高千穂神楽 手力雄の舞
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宮崎の秋の風物詩 宮崎神宮大祭「神武さま」御神幸祭 10/29.30開催

Posted morimori / 2022.08.19 Friday / 06:43


平成30年度 神武さまにて「ミスシャンシャン馬」
平成30年度 神武さまにて「ミスシャンシャン馬」


神武さまの愛称で県民に広く親しまれている宮崎神宮大祭 御神幸祭を、10月29日(土)・30日(日)に行う旨、宮崎神宮大祭を主催する宮崎神宮御神幸祭奉賛会(事務局・宮崎商工会議所)より発表がありました。

御神幸祭は新型コロナ感染拡大で、令和2年、令和3年と2年連続中止となったことから3年ぶりの開催となります。

初代天皇「神武天皇」をご御祭神とする宮崎神宮」の大祭(本宮祭)は、10月26日(曜日関わらず固定)に催行、大祭(本宮祭)後の最初の土日に、御神幸祭(神武さま)(御神幸行列・神賑行列)が行われます。

宮崎神宮大祭(本宮祭)
宮崎神宮大祭 本宮祭にて


宮崎神宮大祭(本宮祭)
宮崎神宮大祭 本宮祭にて


「神武さま」は、五穀豊穣ほうじょうを願う県内最大規模の祭りで、約140年の歴史があります。

神武大祭 神武さま 御神幸行列 シャンシャン馬
神武さま 御神幸行列 シャンシャン馬


29日(土)午後5時45分からは、高千穂通りで屋台が並び、ステージイベントなども行われる「神武さま広場」も開催予定など例年通りの規模を想定しているようですが、感染状況によっては参加団体、人数を制限することも検討するとの事。

同商議所は「140年以上続く伝統行事。経済活動、文化活動がこれ以上停滞することば避けなければならないいとの思いから開催を決めた」としている。 (8/19付 宮崎日日新聞参照)
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神楽全国組織「全国神楽継承・振興協議会」10月発足、ユネスコ無形文化遺産を目指す

Posted morimori / 2022.07.29 Friday / 23:14


高千穂の夜神楽・浅ヶ部神楽 注連口(しめぐち)入鬼神
高千穂の夜神楽(三田井・浅ヶ部神楽)注連口(しめぐち) 入鬼神
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宮崎県は7月27日、伝統芸能の神楽を将来に継承していくため、宮崎県など全国の自治体や神楽保存団体でつくる「全国神楽継承・振興協議会」を10月に発足させると発表しました。

これまで県はその神楽の魅力を広めるためユネスコの無形文化遺産への登録を目指して取り組みを進めていました。
こうした動きをさらに加速させようと県が神楽が盛んな各地の自治体などに呼びかけ神楽を将来に継承する全国組織として「全国神楽継承・振興協議会」を10月に発足させるもの。

本県からは国指定 米良神楽(銀鏡神楽)、高千穂の夜神楽、椎葉神楽、高原の神舞(かんめ)が参加

ユネスコ無形文化遺産(最短で)2026年度の登録を目指して活動

協議会には現在、国の重要無形民俗文化財に指定されている神楽40件のうち、19都道県、28の保存団体が参加を表明しているとのこと。
未加入団体への呼びかけを継続しつつ、最短で2024年度にユネスコへ推薦書を提出、2026年度の登録を目指して活動する。
運営の中心を担う事務局は県文化財課が担うようです。

協議会の設立総会は10月11日、東京の国立能楽堂で開く。
神楽保存団体の代表者が正会員、自治体関係者が特別会員として参加する予定とのこと。

米良神楽(銀鏡神楽)地割
米良神楽(銀鏡神楽)地割
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椎葉神楽(嶽之枝尾神楽)宿借り
椎葉神楽(嶽之枝尾神楽)宿借り
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高原の神舞(かんめ) (祓川神楽)十二人剱
高原の神舞(かんめ)(祓川神楽)十二人剱


高原の神舞(かんめ) (狭野神楽)御酔舞
高原の神舞(かんめ)(狭野神楽)御酔舞


  1. 銀鏡神楽(国指定:米良神楽)(米良神楽として唯一の単独指定)
    昭和52年(1977年)、銀鏡神楽は、著名な「高千穂の夜神楽」等より先に、宮崎県内の神楽で初めて国の重要無形民俗文化財(登録名は「米良神楽」)に指定されました。
    「高千穂の夜神楽」や「椎葉神楽」は集落全体の神楽を総しての指定ですが、「銀鏡神楽」は単独の神楽での指定です。

  2. 三田井・浅ヶ部神楽(国指定:高千穂の夜神楽)(高千穂町内19カ所に伝承)
    「高千穂の夜神楽」が国指定無形民俗文化財に指定される前に、この浅ヶ部神楽が「高千穂神楽」として「記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財(選択無形民俗文化財)」に登録されました。文化庁への指定申請の基調をなしたのがこの「浅ヶ部神楽」です。

  3. 嶽之枝尾神楽(国指定:椎葉神楽)(椎葉神楽は村内26地区に伝承)

  4. 祓川神楽(国指定:高原の神舞)

    狭野神楽(国指定:高原の神舞)

「ユネスコ無形文化遺産」への取り組みは 大きな機運となることと思われます。

そういえば・・協議会の設立総会の行われる10月11日、以前、宮崎県サイトに、同日、国立能楽堂で開催予定の西米良神楽公演に関する企画提案競技の案内が掲載されておりました。
(現在、予定通り進行しているかは未確認です。)


(1) 日程 令和4年10月11日(火)13:30〜17:30(予定)
(2) 開催場所 国立能楽堂
(3) 会場定員 591名(新型コロナ感染症拡大防止のため変更することがある)
(4) プログラム構成
 講演(30分程度)宮崎県内の神楽関係者等 1名
 神楽公演(3時間程度)県内神楽団体(西米良村)による公演


平成4年(1992年) 204の保存継承団体があり、350集落で神楽を奉納

「みやざきの神楽ガイド」/ みやざきの神楽魅力発信委員会編(2017年発刊)によれば 平成4年(1992年)宮崎県教育委員会が行った民俗芸能調査によると平成4年時点で県内には、204の保存継承団体があり、350集落で神楽を奉納していたようです。

(平成4年(1992年)・・・30年前のデーターです、その後、調査は行っていなのでしょうか? 現状は少なくなっているのではないでしょうか。)

以前もここで話題にしましたが、県文化財課が市町村教委などを通じ、神楽の実施状況を「例年通り」「規模を縮小」「開催せず」の3択で尋ねた結果、
昨年度、例年通りの神楽を奉納した県内の保存会は全体の約4分の1に当たる48団体だったようです。

新型コロナの感染防止で、神事のみ行い神楽奉納を断念したり、規模を縮小したり奉納する舞を少なくしたりしている保存会もあるようですが・・・。

おそらく途絶えた期間が数年続くと途絶えてしまう舞や、神楽奉納そのものが完全に途絶えてしまうところも出て来るかも知れません。

個人的には、神楽において「笛」の奏者がいなくなると継承が難しくなってきているのかなぁーと思ったりします。

もっと県民の方に神楽に興味をもってもらい、足を運んでくれるようなきっかけ作り、仕掛けも必要ではないでしょうか?
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日本のひなた宮崎県
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