日々ブログ MORIMORI @宮崎県

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跡江神社で跡江春神楽、小松里神楽(三笠)を見学 - 宮崎市内の春神楽予定など

Posted morimori / 2024.03.07 Thursday / 21:18


宮崎市内平野部でも 2月末頃より「春神楽」が始まりました。
宮崎市や日南市平野部の神楽は 稲作準備に入る春先(2月〜3月)に秋の豊作を祈念して鎮守に奉納することから「作神楽」「作祈祷(さくきとう)神楽」と呼ばれています。
奉納する演目に「田の神舞」や「杵舞」など豊作を願う演目があり、朝まで夜明かし奉納する「夜神楽」では無く、概ね、日中で終えたり、昼頃から始まり夜には終えるのが特徴です。

3月3日(日)、跡江神社の「跡江春神楽」を見学しました。
詳細は「跡江春神楽」WebPage(5ページ構成)を作成したので、跡江春神楽の詳細はページ末のリンクよりご覧ください。

跡江神社(跡江春神楽にて)
跡江神社

跡江神社は、近くのバイパスを車で通る時、車窓から見えるのでいつか参拝したいと思っていたのですが、機会が無く、今日に・・。
あらためて後日参拝する事にしました。

生目周辺で行われる春神楽に訪れる方は、生目神社神楽を除き、ほぼ地元の方だけといった感じでして、特に公民館等、屋内での奉納は、見学場所が限られる故、遠慮がちな部分があったりします。
昔は神社の境内に御神屋を設え八注連柱を立てていた神樂も、地域の方の高齢化などもあって(設営・撤去なども考え)公民館等の室内で奉納となっております。
致しかたないことなのだろうと思います。

跡江神社の跡江春神楽は、これまで同様、神社境内に御神屋を設えての奉納ですので、気兼ねなく自身のペース・スタイルで自由に見学出来るのが良いです。
神楽は「舞」以外にも「注連柱しめばしら」や「御神屋みこや」の作りなどを見学するのも楽しみの一つだったりします。

注連柱(しめばしら)と御神屋(みこや) 跡江春神楽にて
注連柱(しめばしら)と御神屋(みこや)

せんぐまき

このあたりでは、せんぐまきと称して「餅まき」が、神楽番付の合間に何度か行われます。
跡江春神楽では、餅以外にも昔懐かしい米の「ポンポン菓子」や 菓子を詰めた袋なども蒔かれておりました。
子供達は、神楽より、これが楽しみ みたいな感じでレジ袋を持参でやってきます。
なので、夕方まで5回位に分けて巻いておりました(^^)
老若男女、大人たちも結構楽しみにしてるんですけどね(^^;)

せんぐまき(餅まき)
せんぐまき(餅まき)
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宮崎平野部の春神楽「潮嶽(うしおだけ)神楽」奉納・見学

Posted morimori / 2024.02.12 Monday / 23:28


2月11日(建国記念の日)日南市北郷町鎮座「潮嶽神社」(佐師正朗宮司)の春の大祭で「潮嶽神楽」が奉納され、見学して来ました。

潮嶽神社は全国で唯一、ホデリノミコト(海幸彦)を主祭神として祀る神社です。
ヒコホホデミノミコト(山幸彦)に追われたホデリノミコト(海幸彦)がこの地にたどり着き、宮殿を建てられ、その後が神社になったという言い伝えがあり、潮嶽神社縁起によると、ホデリノミコト(海幸彦)は このあたりを治められ、隼人の祖となったと伝えらています。
当サイト内、潮嶽神社 WebPage

潮嶽神楽の起源は詳らかではありませんが、寛文年間(1661 - 1673)の銘のある神楽 面をはじめ十二面の神楽面が残り、神楽関係の文書としては「潮嶽神社神事宝典」に文化三年(1808)鵜戸神宮御遷宮にあたっての奉仕の番付があります。
かつては徹宵神楽として36番が舞われていたようです。

潮嶽神楽についての詳細は以下をご覧ください。
潮嶽神楽

現在、「潮嶽神楽」は「春大祭」(2月11日)の日に奉納、宮崎県平野部の春神楽(作神楽)の幕開きを告げる神楽で、午前9:30頃より神事の後 11:00頃より昼食をはさみ、15番が奉納されております。

潮嶽神楽は、豊作を祈願する作神楽の「御笠舞」や「箕取り舞」
潮嶽神社の御祭神に関わり深い「魚釣り舞」
その唱儀から霧島信仰をうかがわせる「鉾舞」「鬼神舞」
子孫繁栄を説く「直舞」、天の岩戸開きに由来する「阿智女舞」「手力舞」などが舞われます。


潮嶽神社「春大祭」おおよその時間
09:30頃〜参進 本殿にて祭事・献饌のお供え・祝詞・巫女舞・福種子下ろし
11:00頃〜潮嶽神楽(午前の部)
12:15頃〜昼食休憩 ふるまい(猪汁、おにぎり等)
12:35頃〜14:30頃 潮嶽神楽(午後の部)


今日は 昼神楽という事もあり 身軽 カメラも超軽い一眼 EOS R10+RF-S18-150レンズセットのみ持参。のんびり「春神楽」を楽みました。

肖像権・プライバシー権について

神楽を舞われている方、神楽関係者以外の観客の方については肖像権、プライバシー権の観点より、インターネット公開時に あらかじめ顔にボカシ処理を行っております。
何か問題等ございましたらメールを頂ければ、すぐに対処しますのでご連絡をお願いします。

奉者舞 (ニ人舞)
神楽奉納にあたって、神にお仕えする社人によって舞われる最初の舞。

潮嶽神社神楽 奉者舞
奉者舞


一番鬼神舞 (一人舞)
金色の天冠鬼神の面を着け、鬼神捧と扇子を持ち、華麗に舞われる。唱儀の文言から霧島信仰との関わリが伺われる舞。
潮嶽神社神楽 一番鬼神舞
一番鬼神舞


繰り下ろし舞 (六人舞)
五色幣に彩られた標山から天蓋への神下ろしの舞。五色の帯と鏡形等の付いた飾り縄をかざしながら舞う。途中、採り物は舞鈴と扇子に替わる。
潮嶽神社神楽 繰り下ろし舞
繰り下ろし舞


つるぎ (一人舞)
刀を持ち舞う勇壮な舞で修験色に富む舞。襷舞から襷掛け、刀の持ち方が次々に変わる変化に富んだ舞で、刀を持っての回転は迫力がある。
潮嶽神社神楽 剣舞
剣舞


昼食 猪汁おにぎり などのふるまい
お昼は、五穀豊穣 自然の恵みに感謝しつつ、ハレの郷土食の「おもてなし」を美味しく頂きました。
3日間煮込んであるシシ肉の入った猪汁は潮嶽神楽の楽しみの一つ。美味しい。
猪汁と紅白おにぎり
猪汁と紅白おにぎりがふるまわれた

昼食後、たまたま隣に居合わせた、女性の方とお話すると、宮崎市在住とのことで、栂尾神楽桂大神楽銀鏡神楽・大晦日〜元旦の船引神社の夜神楽等々各地の神楽に行かており、しかも先日の神楽学フォーラムにも行かれたようで、かなり神楽が好きのな様子でした。
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高千穂の 尾狩神楽(山中神社)がNHK宮崎「てげビビ」で NHKプラスでも

Posted morimori / 2024.02.01 Thursday / 22:37


今日(2/1)のNHK宮崎放送「てげビビ」の中の映像ストーリーコーナーで、高千穂の 尾狩神楽(山中神社)の様子が放送されました。

尾狩神楽は5年前まで夜神楽が奉納されておりましたが、後継者不足で、夜神楽を断念、日神楽となっておりました。
その後、新型コロナウイルス感染症で長らく中止、今年度、久々の日神楽の再開だったようです。

NHKプラスで一週間ご覧いただけると思います。
配信期限 : 2/8(木) 午後6:59 まで
35分50秒頃からの放送です。
NHKプラス(リンク削除)

以下はNHK宮崎サイト「映像ストーリー」(NHKプラスと同動画)
再生すると音が出ます。
動画:2月11日放送 NHK宮崎「てげビビ」の中の映像ストーリーコーナーより


平成30年(2018年)1月 高千穂の夜神楽 尾狩神楽(山中神社夜神楽祭)にて 

この年が尾狩神楽(山中神社神楽)最後の夜神楽でした。
拡大画像やその他の画像は、下段記載のWebPageでご覧ください。

尾狩神楽は黒仁田神楽と同様、日之影町岩井川系の神楽で、暴れ神楽といわれる「座張り」など岩井川神社神楽などと同じ番付がありました。高千穂の他の集落で一般的に舞われる「御神体の舞」などはなく、田植神楽、杵の舞、箕舞など、宮崎市・日南市など平野部の春の作祈祷神楽で見かけるような番付があったり、興味深い内容でした。
私の神楽関連の愛読書「宮崎の神楽 祈りの原質・その伝承と継承 / 山口保明著」でも、山中神社神楽の田植神楽、杵の舞、箕舞などについてふれており、“おそらくは平地作神楽の番付を取り入れたものでしょう。”と記載されておりました。


平成30年 尾狩神楽(山中神社夜神楽祭)にて 

平成30年 尾狩神楽(山中神社夜神楽祭)にて 

平成30年 尾狩神楽(山中神社夜神楽祭)にて 

平成30年 尾狩神楽(山中神社夜神楽祭)にて 
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